宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 7/28 11:40 更新 太陽は静かです。太陽風も穏やかな状態が続いています。 担当 篠原 2390黒点群は、昨日よりも見え方が少し淡くなっています。 大きさも特に変化はなく、発達はこの辺りまでかもしれません。 東端の新しい黒点は、2391黒点群と番号が付きました。 太陽全体でもフレアの発生はなく、穏やかな状態が続いています。 太陽風は、速度が480km/秒に少し上がりましたが、 現在は再び450km/秒に戻っています。 磁場強度は、7nTから5nTに下がっています。 太陽風の弱い高まりは、そろそろ終わるのかもしれません。 磁場の南北成分は、グラフの前半は南寄り、 後半はやや北寄りに変わっています。 AE指数もこれに対応して前半に高まりがあり、 後半は変化が小さくなっています。 今日もAE指数のグラフが全体的に太くなっていますが、 これは、データの問題ではないかと思います。 27日周期の図を見ると、 前周期の7月4日から太陽風が強まっています。 原因となったコロナホールは、 今日のSDO衛星AIA193の写真の南東側(左下)に見えているのですが、 2389黒点群の発生により、コロナホールが小さくなっている様です。 過去4周期(27日毎)の写真と比較する動画を掲載します。 すると、以前の写真では三角形のコロナホールがよく見えていますが、 最後の写真で急に見にくくなっています。 このため、7月31日以降の太陽風の様子も変わっている可能性があります。 4月11日以降の27日毎のコロナの変化。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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