宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 7/27 12:20 更新 太陽は穏やかです。太陽風も400km/秒台前半で穏やかです。 担当 篠原 2390黒点群が、また少し大きくなっています。 今日もこの1日間の変化を、 SDO衛星の拡大写真による動画で紹介します。 中間部の小さい黒点が移動する様子や、 左右のやや大きい黒点の周囲に、 半暗部(灰色のやや色の濃い領域)が広がっていく様子などが よく見えています。 SDO衛星の動画を見ると、 2390群では小さい活動は活発に見られるのですが、 Cクラスに達するような規模の変化は起きていません。 太陽では、もうひとつの2389黒点群で、 C1.1の小さいフレアが起きた程度です。 太陽の可視光写真の東端(左端)には、 ぎりぎりで新しい黒点が姿を現しています。 どの様な領域でしょうか。 太陽風は、速度が400〜450km/秒、磁場強度は7nTと、 概ね平均的な値で安定しています。 ただし、ACEのグラフでは、 速度が少し上がりかけているようにも見えます。 小さいコロナホールの影響が見られているのかもしれません。 AE指数は、ずっと200nTくらいの値になっていますが、 これは本当の活動ではなく、データの問題の可能性があります。 そう考えると、500nTを少し超えるくらいの小さい変化がある程度で、 磁気圏も概ね静穏です。 鹿児島高専では、今日から前期の期末試験です。 初日なので、学生たちも緊張している様子でした。 試験は金曜日までと長丁場ですが、 よい結果を目指して、最後までがんばって欲しいです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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