宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 7/20 13:26 更新 太陽風の速度は280km/秒に下がり、かなり低速の風になっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、300km/秒から更に下がって、 今朝くらいから、280km/秒とかなり遅い風になっています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態です。 磁場の南北成分は、小さく南北に変化する程度です。 速度がかなり遅くなっていることもあり、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 小さい山がひとつある程度で、とても穏やかです。 低速の穏やかな太陽風は、しばらく続きそうです。 太陽では、昨夕、19日16時(世界時19日7時)に、 南西部(右下)でフィラメントの噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 フィラメントの黒い帯が、勢いよく右下に噴き出しています。 SOHO衛星LASCO C3では、 CME(太陽ガスの放出現象)として観測されています。 この動画によると、ガスは右方向へ飛び出しているので、 地球への影響はなさそうです。 GOES衛星のX線グラフは、 このフィラメント噴出によるC2.1の変化以外にフレアの発生はなく、 太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星lASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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