宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 7/ 3 12:41 更新 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。太陽でC5の小規模フレアが起きています。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒から340km/秒へ下がり、 低速風に変わっています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱くなっています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度です。 太陽風の速度が下がっていることもあり、磁気圏は静穏で、 AE指数は小さい変化が部分的に起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南半球のコロナホールは太陽の中心に見えていて、 地球の方向に速度の高い太陽風を吹き出しています。 およそ3日ほどで地球に達するので、 7月6日頃の太陽風は、既に高速風に変わっていそうです。 太陽は、西側(右側)の新しい黒点に2377群、 東端(左端)の黒点に2378群と番号が付けられています。 北東側(左上)の2373群と2376群がやや活動的で、 C1の小さいフレアを数回と、C3.7の小規模フレアを起こしています。 また、ちょうどニュースを書いている3日12時(世界時3日3時)に、 2378群でC5.6とやや大きいCクラスのフレアが発生しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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