宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:47)
昨日、C8.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 5 --- ---
6/ 4 23:41 C2.7
18:36 C8.1
6/ 3 --- ---

黒点  6/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2356 1 α ---
2358 2 β ---
2359 2 β ---
2360 9 β C1
2361 3 β C8
2362 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 267 +1.6
-2 h 259 +0.1
-4 h 266 -0.1
-6 h 264 +1.1
-8 h 273 +0.9
-10 h 254 -0.2
-12 h 282 -2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -1 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 3 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
6/ 5 0.4 4x10^1
6/ 4 0.6 5x10^1
6/ 3 0.3 5x10^1
6/ 2 0.4 6x10^1
6/ 1 0.3 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 5/31 13:04 太陽風はやや低速に下がっています。太陽は静穏です。
2015/ 6/ 1 11:32 太陽は穏やかです。太陽風は低速風が続いています。
2015/ 6/ 2 12:52 低速の太陽風が続いています。5月の黒点数は58.8でした。
2015/ 6/ 3 11:54 太陽風は330km/秒とさらに低速になっています。磁気圏も静穏です。
2015/ 6/ 4 11:46 太陽は穏やかです。太陽風は300km/秒の低速風になっています。
最新のニュース

2015/ 6/ 5 11:47 更新
C8.1の小規模フレアが発生しました。太陽風の速度は270km/秒に下がっています。

担当 篠原

昨日、太陽の東端から現れた黒点群は、
2361黒点群と番号が付きました。
ここで、昨夕、4日18時半(世界時4日9時半)に、
C8.1と大きめの小規模フレアが発生しました。

この規模のフレアは、5月9日のC7.4以来で、
およそ1ヶ月ぶりのことです。

SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
久しぶりなので印象的ですが、
フレアそのものとしては、特に大きい現象ではありません。

2361群に続いて、南隣に2362黒点群も現れました。
どのような活動度の黒点群なのか、
しばらく両者に注目して下さい。


太陽風は、今日もグラフが読みにくくなっていますが、
速度は、270km/秒にまで下がっています。
もう一段下がって、太陽風はかなり遅い状態になっています。

磁場強度は、4nTへ少し下がりましたが、
安定しています。

磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度です。
速度が低下していることもあり、磁気圏は静穏で、
AE指数は小さい変化が一部に見られる程度です。


太陽風は、速度の下がり方が前周期とはだいぶ違ってきました。
一方、SDO衛星AIA193では、
コロナホールは太陽の中心線に達しています。
6月8〜9日頃の太陽風は、どの様に変化するでしょうか。



2361黒点群で発生したC8.1の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


東端から現れた、2361黒点群と2362黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。