宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 6/ 5 11:47 更新 C8.1の小規模フレアが発生しました。太陽風の速度は270km/秒に下がっています。 担当 篠原 昨日、太陽の東端から現れた黒点群は、 2361黒点群と番号が付きました。 ここで、昨夕、4日18時半(世界時4日9時半)に、 C8.1と大きめの小規模フレアが発生しました。 この規模のフレアは、5月9日のC7.4以来で、 およそ1ヶ月ぶりのことです。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 久しぶりなので印象的ですが、 フレアそのものとしては、特に大きい現象ではありません。 2361群に続いて、南隣に2362黒点群も現れました。 どのような活動度の黒点群なのか、 しばらく両者に注目して下さい。 太陽風は、今日もグラフが読みにくくなっていますが、 速度は、270km/秒にまで下がっています。 もう一段下がって、太陽風はかなり遅い状態になっています。 磁場強度は、4nTへ少し下がりましたが、 安定しています。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度です。 速度が低下していることもあり、磁気圏は静穏で、 AE指数は小さい変化が一部に見られる程度です。 太陽風は、速度の下がり方が前周期とはだいぶ違ってきました。 一方、SDO衛星AIA193では、 コロナホールは太陽の中心線に達しています。 6月8〜9日頃の太陽風は、どの様に変化するでしょうか。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 東端から現れた、2361黒点群と2362黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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