宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 6/ 2 12:52 更新 低速の太陽風が続いています。5月の黒点数は58.8でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、5月の黒点相対数が発表され、 月平均値は 58.8 でした。 4月の54.4とほとんど変わらず、 長期変化の図を見ると、 2014年後半からの減少傾向に沿った値となっています。 今回は、1970年以降の45年間のグラフも作成しました。 第21〜23期の活動周期と比較すると、 現在の第24期ピークが、だいぶ低かったことがよく分かります。 今後、2020年にかけて減少が続くと思われますが、 過去の様子と見比べながら変化に注目して下さい。 その太陽では、フレアの発生はなく、 穏やかな状態が続いています。 中央の2356黒点群のとなりに、新しく2359黒点群が現れています。 太陽風は、350km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度も、5nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、南寄りから、次第に北向きに振れる様になり、 AE指数は、前半に500nTの変化が起きていますが、 次第に静かになっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南東(左下)のコロナホールが、中央部に少し近づいています。 明日くらいになると、コロナの「穴」らしく見えそうです。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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