宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 6/ 3 11:54 更新 太陽風は330km/秒とさらに低速になっています。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、350km/秒から330km/秒へ下がり、 一段と低速の風になっています。 磁場強度は、5nTで安定しています。 磁場の南北成分は、北寄りで推移しています。 このため、磁気圏はとても静かで、 AE指数は全く変化していません。 太陽風と磁気圏は、穏やかな状態が続いています。 SDO衛星AIA193の太陽写真の南東(左下)に、 コロナホールが見えています。 以前の状態と比べるために、 1周期前(27日前)、2周期前(54日前)の写真と並べて見ます。 すると、位置は変化していませんが、 広がりが少し小さくなっている様です。 過去の2周期は、最高で700km/秒に達する かなり高い速度の太陽風が到来していました。 コロナホールの縮小傾向が確かなら、 高速風の規模もいくらか小さくなるかもしれません。 到来は、来週、6月8日以降だと思われます。 注目して下さい。 太陽は、東端でC1.9の小さいフレアが発生しただけで、 全体としては穏やかです。 東端から新しい黒点群が現れていて、 番号はまだ付いていませんが、4つの群が見えている様です。 左から、2周期(54日)前、1周期(27日)前、今日の太陽コロナの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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