宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 5/11 10:45 更新 太陽風磁場の強まりが到来し、磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 昨夜、10日21時(世界時10日12時)頃から、 太陽風の磁場が強まり始め、 11日2時(世界時10日17時)には、15nTに達しました。 今朝に入って少し下がりましたが、 現在も10nTと強まった状態です。 7日のニュースで紹介した、 太陽の中央部南寄りで発生した、 フィラメント噴出に関係した乱れかもしれません。 到来まで4日半ほどかかっていて、 タイミングとしては良い頃だと思います。 太陽風の速度は大きな変化はなく、 370k/秒から一時的に400km/秒へ少し上がりましたが、 今日に入った頃から再び360km/秒と低速の風に戻っています。 太陽風磁場の強まりに関係して、 磁場の南北成分が大きく変化しています。 磁場の強まりが最大に達した11日2時(世界時10日17時)頃から、 磁場の南北成分は南向きに振れ始め、 11日4時(世界時10日19時)以降は、 -10nT近い強い南向きが続いています。 磁気圏の活動は、AE指数のグラフの前半も高まっていましたが、 後半に入って再び変化が高まっています。 更に、コロナホールによる太陽風の乱れも始まる可能性があります。 SDO衛星AIA193では、コロナホールはだいぶ西側に進んでいます。 引き続き注目して下さい。 太陽は、2339黒点群でC1〜2の小さいフレアが5回発生した程度で、 それほど活動的ではありません。 太陽の東端も、現在は活動は見られず穏やかです。 一方、可視光写真では黒点群がかなり増えて、 にぎやかになっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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