宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 3/25 08:52 更新 太陽の裏側でCMEが起きました。太陽風は550km/秒の高速風が続いています。 担当 篠原 太陽の反対側で、CME(太陽ガスの放出現象)が起きています。 SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。 太陽全体を囲むように広がる、ハロー型のCMEです。 向こう側に回った2297黒点群で発生したのかもしれません。 15日に発生したCMEと同じような広がり方をしていますが、 今回は反対側の現象なので、地球への影響はありません。 高速の太陽風が続いています。 昨日以降も、速度は550km/秒の状態が続いています。 磁場強度も、5〜6nTと平均的な値です。 高速風は17日に始まったので、8日間続いています。 27日周期の図を見ると、 前周期の速度の高まりは、2月26日に終わっています。 この変化をたどるとすると、 今回もそろそろ速度が下がり始めるかもしれません。 一方、SDO衛星AIA193では、 太陽の南半球側に次のコロナホールが見えています。 4日程度経つと、こちらの影響が始まりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半は北、中盤は南、後半は北と傾向が変化しています。 このため、AE指数のグラフも、 両端は静かで、中央部に活動の高まりが発生しています。 500nTから最大1000nTに達する中規模の変化になっています。 高速風が続いているので、再び磁場が南寄りになれば、 同様のオーロラの活動が期待できます。 太陽は、目立ったフレアの発生はなく、穏やかです。 今日はバンコクにいます。 昨日の夕方に着いたのですが、 それでも蒸し暑く、春から夏へ急に飛び込んだみたいでした。 今日は一日動き回るので、さらに暑そうです。 太陽の反対側で発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |