宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/12/13 13:43 更新 コロナホールの影響で600km/秒の高速太陽風が到来しています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の速度は更に上昇を続け、 ちょうど600km/秒に達したところです。 SDO衛星AIA193の写真の北半球の西側(右側)に見えている コロナホールの影響がやって来ました。 10nT近くに強まっていた磁場強度は、 反対にゆっくりと下がって、 5nTと平均的な値に戻っています。 磁気圏への影響度を決める磁場の南北成分は、 昨日いっぱいは -5nT程度の南向きの変化が目立ち、 太陽風速度の上昇と重なって、磁気圏の活動を高めています。 AE指数のグラフは、 1000nT前後の大きな変動が発生しています。 この激しい変化が起きた中の、 世界時12日15〜16時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー、トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 少し明るさの残る空が、 オーロラの輝きとともに次第に暗くなっていく様子や、 より高い空で光る赤いオーロラの光の帯など、見所の多い写真です。 太陽風磁場の南北成分は、今日に入った頃から 0nT付近で小さく変化するようになり、 オーロラの活動も規模が少し小さくなっていますが、 引き続き注目して下さい。 太陽の北西部のコロナホールの大きさから考えると、 影響はあまり長く続かないと思われますが、 SDO衛星AIA193の写真では、 太陽の中心付近に別のコロナホールが見えています。 コロナホールとしての見え方は少し淡いですが、 現在の高速風に続く形で、 3日後くらいからこちらの影響が始まるかもしれません。 太陽は、中央部の北寄りでフィラメント噴出が発生しています。 SOHO衛星によると、CMEは北の方向に噴出していて、 地球への影響はなさそうです。 フレアは、2235群でC1.5、2234群でC4.0、2236群でC2.8、 東端でC2.5と、小規模フレアがあちこちで発生しています。 このため、X線のグラフはややにぎやかに変化しています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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