宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:43)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/13 11:43 C2.7
09:03 C2.6
08:01 C2.5
04:24 C2.8
12/12 23:34 C4.0
12/11 22:00 C1.8
17:48 C3.8
03:22 C5.5

黒点 12/13 (NOAA)
磁場 フレア
2227 1 α ---
2230 18 βγ C2
2232 11 β C2
2234 9 βγ C4
2235 1 α C2
2236 5 β C3
2237 4 β ---
2238 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:37 596 -1.8
-2 h 584 -0.4
-4 h 588 +1.1
-6 h 578 +0.5
-8 h 580 -0.4
-10 h 567 -1.9
-12 h 555 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -18 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
12/13 0.4 1x10^3
12/12 0.5 7x10^3
12/11 0.3 5x10^3
12/10 0.3 1x10^4
12/ 9 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/ 8 11:30 700km/秒台の高速太陽風が続き、オーロラの活動も高まりました。
2014/12/ 9 11:23 太陽風の速度は再び700km/秒に高まりました。磁気圏の活動も活発です。
2014/12/10 11:30 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏もある程度活発です。
2014/12/11 12:58 太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりました。
2014/12/12 13:16 太陽風の速度は450m/秒とやや高めです。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2014/12/13 13:43 更新
コロナホールの影響で600km/秒の高速太陽風が到来しています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の速度は更に上昇を続け、
ちょうど600km/秒に達したところです。
SDO衛星AIA193の写真の北半球の西側(右側)に見えている
コロナホールの影響がやって来ました。

10nT近くに強まっていた磁場強度は、
反対にゆっくりと下がって、
5nTと平均的な値に戻っています。

磁気圏への影響度を決める磁場の南北成分は、
昨日いっぱいは -5nT程度の南向きの変化が目立ち、
太陽風速度の上昇と重なって、磁気圏の活動を高めています。

AE指数のグラフは、
1000nT前後の大きな変動が発生しています。
この激しい変化が起きた中の、
世界時12日15〜16時頃のオーロラの様子を、
ノルウェー、トロムソの全天カメラの動画で紹介します。

少し明るさの残る空が、
オーロラの輝きとともに次第に暗くなっていく様子や、
より高い空で光る赤いオーロラの光の帯など、見所の多い写真です。

太陽風磁場の南北成分は、今日に入った頃から
0nT付近で小さく変化するようになり、
オーロラの活動も規模が少し小さくなっていますが、
引き続き注目して下さい。


太陽の北西部のコロナホールの大きさから考えると、
影響はあまり長く続かないと思われますが、
SDO衛星AIA193の写真では、
太陽の中心付近に別のコロナホールが見えています。

コロナホールとしての見え方は少し淡いですが、
現在の高速風に続く形で、
3日後くらいからこちらの影響が始まるかもしれません。


太陽は、中央部の北寄りでフィラメント噴出が発生しています。
SOHO衛星によると、CMEは北の方向に噴出していて、
地球への影響はなさそうです。

フレアは、2235群でC1.5、2234群でC4.0、2236群でC2.8、
東端でC2.5と、小規模フレアがあちこちで発生しています。
このため、X線のグラフはややにぎやかに変化しています。



のるうェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時12日15〜16時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。