宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:56)
今日、M5.7の中規模フレアが発生しました。
また、M3.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/17 07:01 C2.4
02:33 M5.7
01:39 C3.9
11/16 18:47 C2.4
16:30 C3.9
08:31 C2.8
05:39 M3.7
11/15 20:41 M3.3
08:26 C2.0
05:01 C3.3

黒点 11/17 (NOAA)
磁場 フレア
2205 1 α ---
2208 4 β C3
2209 23 βγδ M6
2213 9 β ---
2214 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 457 -1.9
-2 h 482 -1.0
-4 h 525 -2.6
-6 h 547 +0.2
-8 h 571 -0.3
-10 h 590 -1.6
-12 h 590 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -22 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^3
11/17 0.3 9x10^3
11/16 0.3 2x10^3
11/15 0.4 1x10^2
11/14 0.5 4x10^1
11/13 0.3 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/12 11:25 2205黒点群は縮小しつつあります。太陽風は再び高速風になっています。
2014/11/13 13:18 10月に活発に活動した2192黒点群が回帰してきました。
2014/11/14 13:04 2209黒点群は更に広がりを見せています。太陽風はやや高速です。
2014/11/15 12:01 2209黒点群の全体が見えています。太陽風は600km/秒近い高速風です。
2014/11/16 10:49 2209黒点群で中規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2014/11/17 11:56 更新
M5.7の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がり始めています。

担当 篠原

2209黒点群の活動が続いています。
昨日の夕方くらいから、
C3.9、C2.0、C2.4、C1.5、C3.9と
小規模フレアが続く様になり、
深夜、17日2時半(世界時16日17時半)に、
M5.7と更に大きい規模の中規模フレアを起こしました。

可視光写真では、黒点の規模は保たれています。
磁場構造の複雑さも続いていて、
引き続き、フレアの発生に注意して下さい。


太陽風は、昨日いっぱい600km/秒台の高速風が続きましたが、
その後、速度の低下が始まって、今朝には450km/秒と、
やや高速の状態にまで下がっています。
27日周期の図では、前周期10月21日の高速風が
ちょうど1日早まった様な変化になっています。

太陽風の磁場強度は、
5nTと平均的な値に下がって安定しています。

SDO衛星AIA193のコロナホールの位置からは、
もうしばらく高速風が続きそうだったのですが、
速度の高まりはここまでになるのでしょうか。

磁気圏の活動は活発な状態が続いていました。
AE指数は、500nTから1000nTに達する変動が
頻繁に発生しています。

しかし、太陽風の磁場強度が下がった頃から、
南向きの変化が小さくなり、
AE指数の変化は、後半から弱くなっています。
活動の傾向が変わるのかもしれません。


太陽風の高まりを受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
GOES15(青線)は10,000のレベルにほぼ達しています。
現在は太陽風が弱まりかけているので、
更に大きく上昇することはなさそうです。



2209黒点群で発生したM5.7のフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2209黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。