宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/11/21 12:42 更新 太陽風磁場が南寄りで、磁気圏も活動的です。スウェーデンのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、 スウェーデンのキルナ北方のサーメ村で撮影された オーロラの写真が届きました。 現地は霧の日が多くて、なかなか見られないところ、 この日は一晩中晴れて、 いろいろなオーロラを撮影することができたそうです。 雪景色とオーロラの組み合わせがとても良い雰囲気です。 寒さは厳しいでしょうが、現地の美しさは格別でしょう。 このところ太陽風の条件も良くて、 観望にとても良いタイミングだったのではないでしょうか。 全天カメラを横切る赤い帯がどんどん移動する様子が とても印象的だったそうです。 見事な写真をどうもありがとうございます。 現在の太陽風は、400km/秒と平均的な速度が続いています。 磁場強度は5nTから7nTへ少し上がっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の10月26〜27日にかけて、磁場の弱い強まりが到来しており、 この変化が回帰しているのかもしれません。 磁場の南北成分は、-5nT程度の南向きが頻繁に発生しています。 このため、磁気圏の活動も高まっていて、 AE指数は600nT程度の中規模の変化が度々発生しています。 極域ではオーロラがにぎやかに見えているのではないでしょうか。 太陽では、東端から現れた黒点に、 2216黒点群と番号が付きました。 2216群は、20日15時半(世界時20日6時半)に、 C7.6とやや大きいCクラスフレアを起こしています。 一方、2209黒点群は、 C1〜2の小さいフレアを3回起こした程度で、 比較的穏やかです。 昨日、知人より2209黒点群に 「肉球黒点」という名前をいただきました。 それ以降、可視光写真が足の裏にしか見えなくなって困っています。 今日もいい形をしています。 11月11日、バンクーバーからヒースローへの機中より、ハドソン湾上空のオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 11月18日に、スウェーデンのキルナ北方のサーメ村で撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 11月18日に、スウェーデンのキルナ北方のサーメ村で撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 11月18日に、スウェーデンのキルナ北方のサーメ村で撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 2209黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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