宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:55)
昨日、M5.7の中規模フレアが、一昨日もM3.7の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/18 --- ---
11/17 17:52 C6.5
07:01 C2.4
02:33 M5.7
01:39 C3.9
11/16 18:47 C2.4
16:30 C3.9
08:31 C2.8
05:39 M3.7

黒点 11/18 (NOAA)
磁場 フレア
2208 6 β ---
2209 22 βγδ M6
2213 12 β ---
2214 4 β ---
2215 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 481 +0.3
-2 h 466 -2.2
-4 h 475 -0.1
-6 h 470 +0.5
-8 h 471 -3.4
-10 h 443 -0.4
-12 h 453 -2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -16 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^3
11/18 0.3 1x10^4
11/17 0.3 9x10^3
11/16 0.3 2x10^3
11/15 0.4 1x10^2
11/14 0.5 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/13 13:18 10月に活発に活動した2192黒点群が回帰してきました。
2014/11/14 13:04 2209黒点群は更に広がりを見せています。太陽風はやや高速です。
2014/11/15 12:01 2209黒点群の全体が見えています。太陽風は600km/秒近い高速風です。
2014/11/16 10:49 2209黒点群で中規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。
2014/11/17 11:56 M5.7の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がり始めています。
最新のニュース

2014/11/18 11:55 更新
2209群のフレア活動は弱まっています。太陽風はやや高速です。

担当 篠原

2209黒点群は、
昨日お知らせしたM5.7フレア以降、
C1〜2の小さいフレアを3回起こした程度で、
フレア活動が弱まっています。
このまま静かになるのか、一休みして再び高まるのか、
しばらく注目して下さい。

X線のグラフでは、
17日18時(世界時17日9時)に
C6.5の小規模フレアが発生しています。
発生地点は、西の端に没した2205黒点群です。


太陽風は、
450km/秒に下がった速度が480km/秒にまた少し上がり、
やや高速の状態が続いています。
磁場強度は5nTと平均的な値で安定しています。

磁場の南北成分は、グラフの中央で南寄りになり、
この影響で、AE指数は500〜800nTの中規模の変化が
3回発生しています。

現在の太陽風磁場は、
0nTをはさんで南北に小さく振れています。
磁気圏の活動は、規模は小さくなりそうですが、
ある程度高まった状態が続くかもしれません。

SDO衛星AIA193を見ると、
北半球のコロナホールは、
太陽の西の端に近づいています。
影響は次第に弱まって、
太陽風は低速の風に変わっていくでしょう。



2209黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。