宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:49)
今日、M3.7の中規模フレアが発生しました。
また、M3.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/16 08:31 C2.8
05:39 M3.7
11/15 20:41 M3.3
08:26 C2.0
05:01 C3.3
11/14 23:41 C2.7
16:42 C5.4
14:45 C4.2
03:39 C2.7

黒点 11/16 (NOAA)
磁場 フレア
2205 5 β C3
2208 14 β C4
2209 16 βγδ M4
2211 1 α ---
2212 1 α ---
2213 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 641 -5.2
-2 h 584 -1.6
-4 h 539 -3.3
-6 h 514 -1.0
-8 h 509 -0.1
-10 h 492 +0.0
-12 h 501 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -28 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -27 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
11/16 0.2 9x10^2
11/15 0.4 1x10^2
11/14 0.5 4x10^1
11/13 0.3 2x10^1
11/12 0.3 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/11 11:54 太陽風磁場の強まりは、下がりかけています。2205黒点群はCフレアが続いています。
2014/11/12 11:25 2205黒点群は縮小しつつあります。太陽風は再び高速風になっています。
2014/11/13 13:18 10月に活発に活動した2192黒点群が回帰してきました。
2014/11/14 13:04 2209黒点群は更に広がりを見せています。太陽風はやや高速です。
2014/11/15 12:01 2209黒点群の全体が見えています。太陽風は600km/秒近い高速風です。
最新のニュース

2014/11/16 10:49 更新
2209黒点群で中規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。

担当 篠原

2209黒点群で、昨夜、15日21時(世界時15日12時)にM3.2、
今朝、16日5時半(世界時15日20時半)にM3.7と、
2つの中規模フレアが発生しました。
2209黒点群の活動度が上がっている様です。

NOAAの黒点群情報では、
磁場構造もより複雑になっていて、
更に大きなフレアの可能性もある様です。
引き続き注目して下さい。


太陽風は、速度が500km/秒台から600km/秒台へ
上がろうとしています。
ACEのグラフの最後は、600〜650km/秒に達しています。
磁場強度はやや強まったままで、
6nTから9nTの間を変化しています。

27日周期の図の前周期で、
速度が上がり始めたのは10月20日頃で、
一周期後はちょうど今日辺りに相当します。
SDO衛星AIA193のコロナ写真でも、
北半球のコロナホールは西側に半分ほど進んでいて、
影響が強まる目安の位置に達しています。
太陽風の速度はもう一段上昇するかもしれません。

セクターの切り替わり以降、
磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続けています。
このため、磁気圏の活動度も高まっていて、
AE指数は500nT前後の小中規模の変化が
繰り返し発生しています。
極域ではオーロラがきれいに見えているのではないでしょうか。

高速風は、これから3日くらい続きそうです。
北極域のライブカメラで観望するチャンスだと思います。




2209黒点群で発生した、M3.2、M3.7フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2209黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。