宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:54)
今日、C5.4の小規模フレアが発生しました。
また、M2.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/11 08:54 C5.4
08:26 C3.6
00:02 C1.9
11/10 21:14 C5.0
19:17 C2.1
11:11 C7.6
07:49 C2.2
06:55 C3.3
00:23 M2.3
11/ 9 22:22 C4.0
21:02 C2.5
16:14 C4.4
12:03 C4.4
02:43 C4.4

黒点 11/11 (NOAA)
磁場 フレア
2205 23 βγδ M2
2207 1 α ---
2208 9 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 448 +5.6
-2 h 470 +5.3
-4 h 478 +5.9
-6 h 500 +4.6
-8 h 494 +4.0
-10 h 492 +2.8
-12 h 479 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -24 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^0
11/11 0.5 2x10^1
11/10 0.4 8x10^1
11/ 9 0.3 6x10^1
11/ 8 0.3 2x10^2
11/ 7 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/ 6 12:52 2205黒点群でMクラスのフレアが4回発生しています。太陽風は高速になっています。
2014/11/ 7 12:29 2205黒点群でMクラスフレアが2回発生しています。
2014/11/ 8 11:20 2205黒点群でX1.6の大規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。
2014/11/ 9 12:45 2205黒点群の活動はやや落ち着いています。太陽風は平均的な状態です。
2014/11/10 12:21 太陽風磁場の強まりが到来しています。2205黒点群のフレア活動も続いています。
最新のニュース

2014/11/11 11:54 更新
太陽風磁場の強まりは、下がりかけています。2205黒点群はCフレアが続いています。

担当 篠原

太陽風の磁場強度は、
20nT近くからゆっくりと下がっていますが、
現在も10nTと強まった状態です。

速度も、450〜500km/秒とやや高速の状態から、
今朝くらいからは低下の傾向が見えて、
現在は450km/秒くらいに落ち着いています。

太陽風の強まりは、弱まりつつある様です。
ACEのデータでは、
昨日のニュース以降、目立った変化は起きていないので、
CMEによる乱れは、
今回の変化の中に含まれていたのかもしれません。

磁場の南北成分は、
ACEの図の初めと終わりは北寄りですが、
中盤に0nT付近で変化する時間帯があります。
この頃に磁気圏の活動も高まっていて、
AE指数は、1000nTに達する大きな変化が記録されています。
極域ではにきやかなオーロラの活動が
見られたのではないでしょうか。

現在は磁場が北を向いているため、
磁気圏の活動は穏やかですが、
磁場強度は高まったままなので、
再び南寄りに傾向が変わると、
磁気圏の活動も強まる可能性があります。


2205黒点群は、昨日のニュースの時のC7.6以降も
Cクラスのフレアを起こしています。
C5.0、C3.6やC1台のフレアが4回記録されています。

2205黒点群の2日間の変化を、可視光写真の動画で紹介します。
黒点は複雑な変化を続けています。
この後もフレアの発生に注目してください。




2205黒点群の2日間の変化。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。