宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/11/ 2 13:43 更新 太陽の南東でフィラメント噴出が発生しました。太陽風は高速風に変わっています。 担当 篠原 昨日昼、11月1日14時(世界時1日5時)頃に、 太陽の南東部(左下)で、 ダークフィラメントの噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 太陽から少し浮き上がった黒い帯(ダークフィラメント)が、 急に上昇を始め、周囲に飛び出していきます。 この噴出はCME(太陽ガスの放出現象)となり、 SOHO衛星LASCO C3の動画で見ることができます。 白いガスは太陽から左に向かって噴き出しています。 このため、地球への影響はないでしょう。 太陽では、東側の2201群の活動が活発で、 C4.1、C2.6、C7.2、C2.3と、 小規模フレアを起こし続けています。 2201群は、黒点としてはまだ小さい規模です。 今後発達するようだと、注意が必要になるでしょう。 太陽風は、昨日のニュースの後に、 速度が500km/秒に上がって、高速風に変わっています。 SDO衛星AIA193の北半球側に見えていた コロナホールの影響が及んでいるのかもしれません。 27日周期の図の前周期には見られなかった変化です。 太陽風の磁場強度は、 1日15時半(世界時1日6時半)に15nTへ急に強まる変化が発生し、 その後ゆっくりと下がりますが、 現在も8nTとやや強めです。 磁場の南北成分は北寄りの傾向が続いています。 このため、太陽風は強まりましたが磁気圏は静穏で、 AE指数は目立った変化なく推移しています。 27日前の前周期は、 この後、セクターの切り替わりがやって来て、 太陽風磁場は南寄りに変わり、 オーロラの活動が高まっています。 今回もこれから同様の変化が見られるかもしれません。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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