宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/10/31 12:08 更新 2192黒点群は見えなくなりました。太陽風は磁場がやや強まっています。 担当 篠原 2192黒点群は、太陽の西の端の向こう側に回り、 完全に見えなくなりました。 昨日のニュース以降も、 2192黒点群では、M3.5,M1.2、C2.9、C9.7と フレアの発生が続きました。 その様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 活発に輝く領域が、次第に太陽の向こう側に沈んで行きます。 一方、太陽の東に現れた黒点群で、 新たにフレアの活動が起こり始めています。 2201群は、C6.9、C2.3、C3.4、C4.8の 小規模フレアを起こしています。 今後の活動に注目して下さい。 太陽風は、昨日から今日にかけて セクターの切り替わりが到来しています。 27日周期の図を見ると、 セクターのグラフが「A」から「T」に切り替わっています。 一日ほど早まっていますが、 27日前の前周期にも同様の変化が起きています(10月4日)。 この変化に伴って、 太陽風の速度は、350km/秒から400km/秒と 平均的な速度に上がり、 磁場強度は、5nTから10nT近くに強まっています。 磁場の南北成分は、 0nT付近からやや北寄りで推移しています。 磁気圏の活動は弱まっていて、 AE指数は300nTの小さい変化がひとつ起きている程度です。 この変化も前周期と同様です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球の中央部に、縦に細長くコロナホールが伸びています。 2〜3日後くらいの太陽風に弱い影響が見られるかもしれません。 西の端に没していった2192黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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