宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:05)
今日、M3.5の中規模フレアが発生しました。
また、M6.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/30 10:18 M3.5
09:33 M1.3
08:46 C7.1
08:19 C3.6
07:46 C3.0
06:06 M2.3
04:30 C6.8
03:46 M1.3
03:22 C3.4
02:06 C6.1
01:07 M1.0
10/29 23:07 M1.4
22:38 C5.5
19:15 C8.4
18:53 M1.2
17:14 M1.0
15:56 C8.8
15:04 C7.3
12:54 C8.4
12:28 C8.1
12:09 C3.3
10:11 C7.4
00:45 C5.7
00:16 C6.1
10/28 22:53 M1.6
20:02 C5.3
18:37 C5.5
17:19 C6.5
15:05 C4.2
12:22 M6.6
11:05 M3.4
07:58 C4.6
06:16 C5.4
03:54 C3.9
03:26 C4.5
02:30 M1.4
01:58 C7.6

黒点 10/30 (NOAA)
磁場 フレア
2192 10 βγδ M7
2194 2 α ---
2195 3 β ---
2196 1 α ---
2197 4 β ---
2198 4 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 346 -0.3
-2 h 346 -0.0
-4 h 345 -0.9
-6 h 348 -0.1
-8 h 347 +0.8
-10 h 363 -4.2
-12 h 390 -3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -20 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
10/30 0.3 4x10^3
10/29 0.3 4x10^3
10/28 0.3 2x10^3
10/27 0.3 2x10^3
10/26 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/10/25 13:28 2192黒点群でX3.1の大規模フレアが発生しました。
2014/10/26 14:27 昨日に続いて、2192黒点群でX1.0の大規模フレアが発生しました。
2014/10/27 13:47 2192群でX2.0の大規模フレアが発生しました。Xフレアは3日連続です。
2014/10/28 12:16 2192黒点群で、再びX2.0の大規模フレアが発生しました。活発な活動が続いています。
2014/10/29 11:55 2192黒点群はMクラスフレアを起こし、太陽の西端に近づいています。
最新のニュース

2014/10/30 12:05 更新
Mクラスのフレアが続いていますが、2192群は太陽の西端に沈みかけています。

担当 篠原

2192黒点群の活発な活動は続いています。
昨日のニュース以降も、
M1.0、M1.2、M1.4、M1.0、M1.3、M2.3、M1.3と、
Mクラスのフレアが次々と発生し、
先ほど、30日10時半(世界時30日1時半)には、
M3.5のフレアも起こしています。

SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
活動領域が、太陽の端に近づきながら、
次々と明るい輝きを起こしています。
最後に光っているのは、発生したばかりのM3.5フレアです。

可視光写真では、2192群は半分見えなくなっています。
フレアが続いてにぎやかだった太陽も、
この後はおとなしくなりそうです。

一方、太陽全体の可視光写真では、
東側(左側)に小さい黒点がいくつか発生しています。


太陽風は、昨日のニュース以降、
速度が次第に低下して、
350km/秒と低速風に変わっています。
磁場強度は、6nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、南北にゆっくりと変化しています。
AE指数の変化は、
300〜400nT前後と少し小さくなりましたが、
磁気圏の活動は続いています。

速度の低下が見られ、
セクターの切り替わりなど、
太陽風の様子はこの後変化していきそうです。



2192黒点群のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の西の端に没しかけている2192黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。