宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:55)
今日、C7.4の小規模フレアが発生しました。
また、X2.0の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/29 10:11 C7.4
00:45 C5.7
00:16 C6.1
10/28 22:53 M1.6
20:02 C5.3
18:37 C5.5
17:19 C6.5
15:05 C4.2
12:22 M6.6
11:05 M3.4
07:58 C4.6
06:16 C5.4
03:54 C3.9
03:26 C4.5
02:30 M1.4
01:58 C7.6
10/27 23:07 X2.0
20:15 M2.0
18:19 M6.7
17:55 M1.0
16:30 C6.5
16:11 C9.6
15:18 C9.6
14:20 C4.9
14:01 C3.4
12:13 M1.3
11:18 C7.4
10:26 M1.0
09:01 M6.9
08:30 C7.4
06:46 C8.3
04:55 M2.4
03:39 M1.9
02:54 M4.2
02:07 M1.0
01:11 C5.3
00:52 C3.5
00:09 C5.2

黒点 10/29 (NOAA)
磁場 フレア
2192 36 βγδ X2
2194 1 α ---
2195 5 β ---
2196 1 α ---
2197 5 β ---
2198 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 409 -0.1
-2 h 420 -4.9
-4 h 409 +1.8
-6 h 400 -0.6
-8 h 410 -2.2
-10 h 413 -1.8
-12 h 421 -2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -26 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
10/29 0.2 4x10^3
10/28 0.3 2x10^3
10/27 0.3 2x10^3
10/26 0.4 3x10^3
10/25 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/10/24 10:47 2192黒点群の活動は落ち着いて、フレアは減っています。
2014/10/25 13:28 2192黒点群でX3.1の大規模フレアが発生しました。
2014/10/26 14:27 昨日に続いて、2192黒点群でX1.0の大規模フレアが発生しました。
2014/10/27 13:47 2192群でX2.0の大規模フレアが発生しました。Xフレアは3日連続です。
2014/10/28 12:16 2192黒点群で、再びX2.0の大規模フレアが発生しました。活発な活動が続いています。
最新のニュース

2014/10/29 11:55 更新
2192黒点群はMクラスフレアを起こし、太陽の西端に近づいています。

担当 篠原

2192黒点群は、昨日のニュース以降、
昨日の昼、28日12時半(世界時28日3時半)にM6.6、
深夜、28日23時(世界時28日14時)にM1.6と、
2つの中規模フレアと、
C4.2、C6.5、C5.3の小規模フレアを起こしています。

X線グラフの変化はやや落ち着いていて、
活発な活動は一段落ついたのかもしれません。

可視光写真では、
2192群は、太陽の西の西の端に更に近づいています。
明日にかけて見えなくなっていきそうです。

太陽全体を見ると、
この他の黒点群は、小さいものばかりが、
中央から西側にかけて分布しています。
2192群が没すると、太陽は穏やかになりそうです。


太陽風は、420km/秒前後の平均的な速度が続き、
磁場強度も7nTから、5nTヘ下がりつつあります。

磁場の南北成分の振れは続いていて、
ACE衛星の図の赤線は、
マイナスに振れたり、プラスに振れたりしています。

このため、磁気圏の活動度もやや高い状態が続いていて、
AE指数は、500nT前後の変化が連続的に起きています。

27日周期の図を参考にすると、
そろそろ太陽風に変化が見られそうです。
セクターの切り替わりや、磁場強度、速度の弱い変化などが、
今後到来するかもしれません。



2192黒点群のフレア活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の西の端に近づいた2192黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。