宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/23 --- ---
9/22 --- ---
9/21 20:26 C5.2
16:07 C2.0

黒点  9/23 (NOAA)
磁場 フレア
2169 2 α ---
2170 1 α ---
2171 11 β ---
2172 11 β C2
2173 1 α ---
2174 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 436 +2.9
-2 h 438 -2.2
-4 h 436 -1.0
-6 h 437 -0.6
-8 h 436 +0.5
-10 h 431 -1.3
-12 h 422 -2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^2
9/23 1.7 7x10^2
9/22 2.0 2x10^2
9/21 0.4 7x10^0
9/20 0.5 5x10^0
9/19 0.4 8x10^0

静か 激しい 非常に


















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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 9/18 12:26 太陽風はやや低速ですが、磁場強度が少し上がっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2014/ 9/19 11:50 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動もやや高まっています。M1の中規模フレアが発生しました。
2014/ 9/20 10:24 コロナホールの影響で、高速の太陽風がやって来ました。
2014/ 9/21 10:28 太陽風の速度は550km/秒に上がっています。磁気圏は穏やかです。
2014/ 9/22 12:11 太陽風速度の高まりは終わりつつあります。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 9/23 12:12 更新
太陽風はやや高速です。磁気圏の活動もやや高まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日に続き、カナダ・イエローナイフで、
現地20日23時(世界時21日5時)頃
高坂雄一さんにより撮影されたオーロラを紹介します。

雄大なオーロラの光の帯が地平線の向こうへ伸びています。
上空の赤色から低空の緑色へ、色の変化もとてもきれいです。

3枚目は魚眼レンズの撮影で、
頭の上いっぱいにオーロラが広がっていた様です。
どうぞ画面いっぱいに広げて、現地の様子を想像して下さい。

昨日の新宅さんの撮影も同様ですが、
現地ではオーロラの活動が高まったちょうどこの2時間だけ、
雲が切れて天気が良くなったそうで、
その貴重なタイミングを見事に捉えての撮影です。
きれいなオーロラをどうもありがとうございます。



太陽風は、440km/秒で速度の低下が止まり、
1日半近くこの速度が続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、昨日のニュース以降
-3nT程度の弱い南向きが半日ほど続きました。
その後は、0nT付近で変化するようになり、
先ほどからは、やや北寄りに変わっています。

この影響で磁気圏の活動もやや高まっていて、
AE指数は300〜500nTの小中規模の活動が
断続的に発生しています。

この後、磁場が北寄りに変わってしまうと、
磁気圏は静かになるでしょう。
27日周期の図を見ると、
セクターの切り替わりも関係しているようで、
前周期の傾向を参考にすると、
磁場はこの後、再び南寄りに変わるかもしれません。

一方、27日周期の図を見ると、
コロナホールの影響なのか、前周期は8月29日から
太陽風の速度がやや高まっています。
この変化が、24〜25日頃に回帰するかもしれません。


太陽は、2172黒点群でC1.6の小さいフレアが起きた程度です。

しかし、SOHO衛星LASCO C3を見ると、
太陽の右上方向と、全体を包む様に広がる2つのCMEが
撮影されています。
これはどちらも太陽の裏側で発生した現象です。

太陽を向こう側から観測している
STEREO Behind衛星のEUVI 195を見ると、
太陽の左上(反対側を見ているので)と中央部で、
フレアが発生しています。

向こう側に飛び出しているので地球に影響はありませんが、
太陽を全体で見ると様々な活動が発生しているのです。



カナダ・イエローナイフで、高坂雄一さんにより世界時21日5時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで、高坂雄一さんにより世界時21日5時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・イエローナイフで、高坂雄一さんにより世界時21日5時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SOHO LASCO C3による、太陽の裏側で噴出したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Behind衛星による、太陽の裏側のフレアの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。