宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:32)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 3 10:39 C2.3
8/ 2 22:00 C2.7
09:00 C2.6
02:54 M1.5
8/ 1 23:44 M2.0
20:27 C4.8
09:11 C8.6
06:11 C2.4
00:10 C3.5

黒点  8/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2121 2 β ---
2125 1 α ---
2126 7 β ---
2127 10 β M2
2128 1 α ---
2130 18 βγ M2
2131 9 β ---
2132 23 βγδ C9
2133 1 α ---
2134 6 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 406 -2.6
-2 h 402 +2.8
-4 h 412 +3.0
-6 h 408 +3.0
-8 h 414 +1.0
-10 h 423 -0.6
-12 h 423 -4.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -15 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
8/ 3 0.3 5x10^1
8/ 2 0.3 5x10^0
8/ 1 0.4 5x10^0
7/31 0.3 9x10^0
7/30 0.3 7x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 7/29 13:26 太陽風の速度が400km/秒台に戻っています。Cクラスの小さいフレアが発生しています。
2014/ 7/30 14:21 太陽風は330km/秒と低速です。Cクラスのフレアが増えてきました。
2014/ 7/31 13:44 フィラメント噴出により、CMEが飛び出しています。太陽風は低速です。
2014/ 8/ 1 13:06 M2.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速ですが、磁場が強まっています。
2014/ 8/ 2 12:32 Mクラスのフレアが2回発生しました。CMEの噴出も起きています。
最新のニュース

2014/ 8/ 3 11:32 更新
7月の黒点数は72.5でした。また、7月17日の黒点数は3年ぶりの 0 でした。

担当 篠原

2014年7月の黒点相対数が、
WDC-SILSOより発表されました。
6月とほぼ変わらず、 72.5 でした。
1ヶ月の平均値としては、まだ高い値を保っています。

一方、注目していた7月17日の黒点相対数は、0 になっていました。
2011年8月14日以来、3年ぶりの無黒点日です。

月ごとの無黒点日の推移を2枚目のグラフで紹介します。
7月に久しぶりに0の線を飛び出して、点が打たれています。
1枚目の黒点相対数のグラフと横軸を合わせているので、
そのまま比較して下さい。
黒点数が下がると、無黒点の日数は増えています。

2000〜2002年の前回の極大が終わった時は、
2004年1月に最初の無黒点日が発生しました。
その後、2004年10月、2005年3月と続き、
以降は毎月のように発生しています。

今周期は、極大の黒点相対数が低くなっているので、
経過は変わってくるでしょう。
次回の無黒点日がいつになるか、注目して下さい。



太陽は、黒点は多く見えていますが、
フレアの活動は少し落ち着いていて、
2132群でC1〜2のフレアが3回発生し、
西の端でC2.3のフレアが先ほど発生した程度です。

しばらく休んで、再び活動が強まることも多いので、
引き続き注目して下さい。


太陽風は、400km/秒と平均的な速度を保っています。
磁場強度は9nTからゆっくり下がり、
現在は6nTと平均的な値に戻っています。

磁場の南北成分は、
グラフの前半は南寄りに振れています。
このため、磁気圏の活動も高まり、
AE指数は400〜800nTの中規模の活動が連続しています。

その中の、世界時2日17時頃の昭和基地のオーロラを、
全天カメラの動画で紹介します。
時間帯が良くないためか、激しい変化ではありませんが、
南の空にオーロラの明るい帯がたなびいています。

その後、磁場が北寄りになり、
AE指数の変化も小さくなっています。
磁場強度が下がって来たので、
今後の変化は小さくなりそうです。

一方、CMEによる太陽風の乱れが、
これから到来する可能性があります。
複数回に分かれてやって来るか、
途中で混ざり合って複雑な変化を見せるか、
これから6日くらいにかけて、
太陽風の変化に注目して下さい。




太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


黒点相対数が0になった日の、各月の累計。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時2日17時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。