宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 8/ 1 13:06 更新 M2.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速ですが、磁場が強まっています。 担当 篠原 太陽の東側(左側)に見える2130黒点群で、 昨夜、31日20時(世界時30日11時)に、 M2.5の中規模フレアが発生しました。 Mクラスのフレアは、7月10日のM1.5以来で、 3週間ぶりのことです。 SDO衛星AIA131による、 2130黒点群付近の活動の様子を紹介します。 一番明るく輝く現象が、M2.5のフレアで、 その後も、C3.5、C1.9、C2.4と小規模フレアが続き、 最後の、8月1日9時(世界時1日0時)に、 となりの2132黒点群でC8.6と 大きいCクラスフレアが発生しています。 GOES衛星のX線写真では、 東端の北半球側からも次の活動領域が近づいている様です。 太陽の活動の高まりに注目してください。 太陽風は、低速風が続いていますが、 磁場強度が高まっています。 太陽風の速度は、昨日の330km/秒から、 一時的に300km/秒まで下がりましたが、 その後、再び330km/秒に戻っています。 一方、磁場強度は、昨日は0nT近くまで小さくなっていましたが、 夜くらいから強まり始め、 半日ほどかけて10nTまで高まっています。 この変化が、磁場強度の高まりだけで終わるのか、 速度の高まりを伴うのか、しばらく注目して下さい。 また、27日周期の図を見ると、磁場が弱まったところで、 セクターの切り替わりが発生しています。 磁場強度が強まって、 南北成分の変化も目立ち始めています。 昨夜から、-3nT程度の南向きが続き、 今朝からは北向きに振れて、現在は+5nTに振れています。 速度がかなり遅いので、AE指数の変化は小規模ですが、 200nTくらいの活動が続いています。 今後、磁場が南向きに大きく振れると、 より大きい活動も発生するでしょう。 SDO衛星AIA193を見ると、太陽の中心から北東(左上)にかけて、 コロナホールが伸びているようです。 3日ほど経つと、この領域の影響もやって来るかもしれません。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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