宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:06)
今日、C8.6の小規模フレアが発生しました。
また、M2.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 1 09:11 C8.6
06:11 C2.4
00:10 C3.5
7/31 19:22 M2.5
18:14 C1.8
03:43 C3.6
00:58 C9.0
7/30 14:43 C2.0
11:43 C3.7
01:23 C4.6

黒点  8/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2121 11 β ---
2125 1 α C1
2126 7 β ---
2127 10 βγ C9
2128 1 α ---
2130 19 βγ M3
2131 5 β ---
2132 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 327 +4.5
-2 h 322 -0.2
-4 h 312 -1.2
-6 h 307 -0.3
-8 h 299 -2.5
-10 h 298 -1.6
-12 h 305 -3.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -9 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^0
8/ 1 0.4 5x10^0
7/31 0.3 9x10^0
7/30 0.3 7x10^0
7/29 0.4 5x10^0
7/28 0.3 7x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 7/27 13:22 太陽では小さい活動が増えてきました。太陽風は低速ですが、磁気圏では弱い活動も起きています。
2014/ 7/28 12:12 新しい黒点群が東端から現れています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2014/ 7/29 13:26 太陽風の速度が400km/秒台に戻っています。Cクラスの小さいフレアが発生しています。
2014/ 7/30 14:21 太陽風は330km/秒と低速です。Cクラスのフレアが増えてきました。
2014/ 7/31 13:44 フィラメント噴出により、CMEが飛び出しています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2014/ 8/ 1 13:06 更新
M2.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速ですが、磁場が強まっています。

担当 篠原

太陽の東側(左側)に見える2130黒点群で、
昨夜、31日20時(世界時30日11時)に、
M2.5の中規模フレアが発生しました。

Mクラスのフレアは、7月10日のM1.5以来で、
3週間ぶりのことです。

SDO衛星AIA131による、
2130黒点群付近の活動の様子を紹介します。
一番明るく輝く現象が、M2.5のフレアで、
その後も、C3.5、C1.9、C2.4と小規模フレアが続き、
最後の、8月1日9時(世界時1日0時)に、
となりの2132黒点群でC8.6と
大きいCクラスフレアが発生しています。

GOES衛星のX線写真では、
東端の北半球側からも次の活動領域が近づいている様です。
太陽の活動の高まりに注目してください。


太陽風は、低速風が続いていますが、
磁場強度が高まっています。

太陽風の速度は、昨日の330km/秒から、
一時的に300km/秒まで下がりましたが、
その後、再び330km/秒に戻っています。

一方、磁場強度は、昨日は0nT近くまで小さくなっていましたが、
夜くらいから強まり始め、
半日ほどかけて10nTまで高まっています。

この変化が、磁場強度の高まりだけで終わるのか、
速度の高まりを伴うのか、しばらく注目して下さい。

また、27日周期の図を見ると、磁場が弱まったところで、
セクターの切り替わりが発生しています。


磁場強度が強まって、
南北成分の変化も目立ち始めています。
昨夜から、-3nT程度の南向きが続き、
今朝からは北向きに振れて、現在は+5nTに振れています。

速度がかなり遅いので、AE指数の変化は小規模ですが、
200nTくらいの活動が続いています。
今後、磁場が南向きに大きく振れると、
より大きい活動も発生するでしょう。


SDO衛星AIA193を見ると、太陽の中心から北東(左上)にかけて、
コロナホールが伸びているようです。
3日ほど経つと、この領域の影響もやって来るかもしれません。



2130黒点群で発生したM2.5フレアと、2132黒点群のC8.6フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。