宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 8/ 2 12:32 更新 Mクラスのフレアが2回発生しました。CMEの噴出も起きています。 担当 篠原 太陽の活動が活発さを増しています。 昨夜、1日23時半(世界時1日14時半)に2130黒点群でM2.0、 深夜の2日3時(世界時1日18時)に2127黒点群でM1.5と、 2つの中規模フレアが発生しています。 また、その直前、1日19時(世界時1日10時)には、 中心部の北側でフィラメント噴出の様な爆発が発生しています。 このため、SOHO衛星LASCO C3の動画を見ると、 太陽の北側(上側)と南東側(左下側)を中心とするCMEの噴出が 2つ発生しています。 発生地点が太陽の中心に近いことから、 噴出したガスは地球にも向かっている可能性があり、 到着まで3〜4日と考えると、4日深夜から6日にかけて、 太陽風の乱れが到来するかもしれません。 30日に発生したCMEの到来が、明日、明後日くらいと考えると、 連続的に乱れがやって来るかもしれません。 また、太陽の可視光写真を見ると、 東端から新しい黒点が現れています。 太陽風は、昨日のニュース以降ゆっくりと速度が上がって、 現在は400km/秒と平均的な状態になっています。 磁場強度は強まったままで、現在も9nTです。 もう少し速度の高まりが見られるかもしれません。 磁場の南北成分は、やや南寄りに推移しています。 磁気圏の活動度も上がっていて、 AE指数は500nTの中規模の変化が、 繰り返し発生しています。 今後は、CMEによる太陽風の乱れの到来に注目して下さい。 速度の変化は小規模になりそうですが、 磁場が強まって南向きに大きく振れると、 磁気圏のオーロラ活動が激しくなります。 Mクラスフレアが2回発生するなど、太陽の活動が高まっています。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の北と南東を中心に噴出する2つのCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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