宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:44)
今日、C9.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/31 03:43 C3.6
00:58 C9.0
7/30 14:43 C2.0
11:43 C3.7
01:23 C4.6
7/29 15:00 C1.8
09:04 C1.6

黒点  7/31 (NOAA)
磁場 フレア
2121 10 β ---
2123 2 α ---
2125 1 α C1
2126 16 β C2
2127 12 βγ C9
2128 1 α ---
2129 2 α ---
2130 7 βγδ C5
2131 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 327 +0.2
-2 h 313 -0.5
-4 h 305 -0.7
-6 h 305 -1.2
-8 h 322 +1.5
-10 h 327 +3.3
-12 h 328 +2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^0
7/31 0.2 9x10^0
7/30 0.3 7x10^0
7/29 0.4 5x10^0
7/28 0.3 7x10^0
7/27 0.4 5x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 7/26 09:00 太陽は穏やかで、太陽風も低速風が続いています。
2014/ 7/27 13:22 太陽では小さい活動が増えてきました。太陽風は低速ですが、磁気圏では弱い活動も起きています。
2014/ 7/28 12:12 新しい黒点群が東端から現れています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2014/ 7/29 13:26 太陽風の速度が400km/秒台に戻っています。Cクラスの小さいフレアが発生しています。
2014/ 7/30 14:21 太陽風は330km/秒と低速です。Cクラスのフレアが増えてきました。
最新のニュース

2014/ 7/31 13:44 更新
フィラメント噴出により、CMEが飛び出しています。太陽風は低速です。

担当 篠原

昨日の昼、30日14時(世界時30日5時)頃、
太陽の中央部でフィラメント噴出が発生しました。

SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
黒い筋状のダークフィラメントが、
勢いよく噴き出す様子が見えています。

この噴出はCME(太陽ガスの放出現象)となり、
太陽の上側を中心に白いガスが広がっています。
SOHO衛星のLASCO C3の写真を掲載します。

噴出の向きが上に偏っている様子ですが、
発生した位置としては、地球へも影響が及ぶ可能性があります。
太陽風は低速状態が続いているので、
到来まで4〜5日かかると考えると、
8月3日、4日あたりかもしれません。

磁場の強まりが流れて来て、南側に大きく振れると、
磁気圏の活動は一気に高まります。
オーロラの観望としてはチャンスです。


また、2127黒点群では、31日1時(世界時30日16時)に、
C9.0と大きい規模のCクラスフレアが発生しています。
隣の2130群とともに、今後の活動に注目して下さい。


太陽風は、320〜330km/秒と速度の遅い風が続いています。
磁場強度も3nTと少し弱まり、
最新のところ(右端)では、0nTに近づいています。
セクターの切り替わりが到来しているのかもしれません。

磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化がありません。

太陽風は、CMEによる影響を除けば、
穏やかな風がこの後も続きそうです。



30日に発生したフィラメントの噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によって発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。