宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 7/31 13:44 更新 フィラメント噴出により、CMEが飛び出しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 昨日の昼、30日14時(世界時30日5時)頃、 太陽の中央部でフィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304の動画を掲載します。 黒い筋状のダークフィラメントが、 勢いよく噴き出す様子が見えています。 この噴出はCME(太陽ガスの放出現象)となり、 太陽の上側を中心に白いガスが広がっています。 SOHO衛星のLASCO C3の写真を掲載します。 噴出の向きが上に偏っている様子ですが、 発生した位置としては、地球へも影響が及ぶ可能性があります。 太陽風は低速状態が続いているので、 到来まで4〜5日かかると考えると、 8月3日、4日あたりかもしれません。 磁場の強まりが流れて来て、南側に大きく振れると、 磁気圏の活動は一気に高まります。 オーロラの観望としてはチャンスです。 また、2127黒点群では、31日1時(世界時30日16時)に、 C9.0と大きい規模のCクラスフレアが発生しています。 隣の2130群とともに、今後の活動に注目して下さい。 太陽風は、320〜330km/秒と速度の遅い風が続いています。 磁場強度も3nTと少し弱まり、 最新のところ(右端)では、0nTに近づいています。 セクターの切り替わりが到来しているのかもしれません。 磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化がありません。 太陽風は、CMEによる影響を除けば、 穏やかな風がこの後も続きそうです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出によって発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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