宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
昨日、C6.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/14 --- ---
7/13 17:41 C6.5
7/12 23:00 C4.6
16:10 C2.5
15:05 C1.9
08:05 C2.5

黒点  7/14 (NOAA)
磁場 フレア
2108 9 βγ C5
2109 9 β C6
2111 5 β ---
2113 9 β C3
2114 8 β ---
2117 2 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 334 +5.7
-2 h 343 +4.6
-4 h 341 +2.3
-6 h 350 -2.9
-8 h 349 -0.2
-10 h 347 +1.1
-12 h 353 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -3 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
7/14 0.3 3x10^1
7/13 0.4 2x10^1
7/12 0.4 2x10^1
7/11 0.6 1x10^1
7/10 0.4 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 7/ 9 11:58 M6.5、M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2014/ 7/10 14:30 太陽でCMEが噴出しています。太陽風は380km/秒に少し上がっています。
2014/ 7/11 14:04 太陽でM1.5の中規模フレアや、フィラメント噴出が発生しています。太陽風は平均的な状態です。
2014/ 7/12 13:40 太陽の活動は穏やかです。太陽風は360km/秒の低速風になっています。
2014/ 7/13 13:56 6月の黒点数は71.0でした。太陽風は低速ですが、磁気圏の活動が少し高まりました。
最新のニュース

2014/ 7/14 12:11 更新
太陽風は低速ですが、磁場強度がやや高まっています。

担当 篠原

太陽の南西の端でプロミネンスの巨大なループが
ダイナミックな変化を見せています。
2日間の変動の様子をSDO衛星AIA304による動画で掲載します。

ちょうど27日前の6月17日のニュースでも、
北西端のプロミネンスの動画を紹介していました。
この辺りは、南北にまたがってにぎやかな領域の様です。


太陽は、西の端の2109黒点群で、
昨夕、13日18時(世界時13日9時)にC6.4と
少し大きいCクラスのフレアが発生しました。

このフレアの他には、
C1台の小さいフレアが4回起きていますが、
中央部の黒点群で起きたのは、2113群によるC1.8だけで、
他の3つは西の端の没しかけた領域です。

このため、この後の太陽の活動は静かになりそうです。


太陽風は、350km/秒の低速風が安定して続いています。
しかし、磁場強度は昨夜からゆっくりと強まり始め、
現在は11nTくらいに高まっています。

高速風領域の到来なら、
速度も追いかけるように高まりそうですが、
今のところ変化はなく、磁場だけの変化なのでしょうか。

磁場の南北成分は、今のところ北寄りに振れています。
このため磁気圏は静穏で、
AE指数は小さい変化が数回見られる程度です。
しかし、磁場強度が高まっているので、南向きに振れ始めると、
振れ幅が大きくなって、磁気圏の活動が強まる可能性があります。
太陽風磁場が強まっている間は注目して下さい。




SDO衛星AIA304による、太陽の南西端で発生したプロミネンスの2日間の活発な動き。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。