宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 7/10 14:30 更新 太陽でCMEが噴出しています。太陽風は380km/秒に少し上がっています。 担当 篠原 昨日お知らせした2つのMフレア以降、 2113黒点群では、C3.1、C2.7の 小規模フレアが発生した程度です。 一方、西の端に近づいた、 2104黒点群でC5.0、2106黒点群でC5.7と、 やや大きいCクラスのフレアが発生しています。 そして、10日3時(世界時9日18時)頃に、 太陽中央部の2111黒点群付近で 爆発現象が発生した様で、 SOHO衛星LASCO C3によるとCMEが噴出しています。 CMEは主に左上に向かっていますが、 発生地点を考えると、 地球へもある程度の太陽風の変化が やって来るかもしれません。 到来すると、3〜4日後の7月13〜14日頃でしょうか。 太陽風は、350km/秒から380km/秒へ少しあがり、 平均的な速度に戻っています。 磁場強度も5nTから7〜8nTに少し上がっていて、 速度がもう少し高まるかもしれません。 磁場の南北成分は、南向きの時間帯が長くなっています。 このため、磁気圏の活動も少し高まって、 AE指数は300〜400nTの小規模の変化が頻繁に起きています。 この後、太陽風がどのように推移するのか注目して下さい。 台風8号は、速度が遅かったために、 鹿児島へ上陸する前に弱まってしまい、 こちらでは、特別に強い風にも 強い雨にもなりませんでした。 現在は、雲は厚いですが、雨も風もなく静かです。 学校のLANが停止しているため、今日は手動更新で、 作業がたいへんでした。 太陽から左上に向かって噴き出すCME。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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