宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:58)
今日、M6.5の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 9 09:09 M1.2
06:31 C2.3
03:26 C2.6
01:05 M6.5
7/ 8 17:51 C4.1
03:15 C2.3
7/ 7 16:59 C4.3
16:15 C2.6

黒点  7/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2104 8 β ---
2106 3 α ---
2107 3 β C2
2108 26 βγδ C2
2109 22 βγδ C4
2110 4 β ---
2111 2 α ---
2112 1 α ---
2113 12 βγ M7
2114 7 β C1
2115 11 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 344 -0.4
-2 h 342 +2.4
-4 h 344 -1.6
-6 h 342 -2.8
-8 h 332 -4.3
-10 h 334 -0.7
-12 h 335 -4.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -12 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^0
7/ 9 0.2 1x10^1
7/ 8 0.3 1x10^1
7/ 7 0.3 3x10^1
7/ 6 0.3 2x10^1
7/ 5 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 7/ 4 13:10 太陽風磁場の影響でオーロラが強まりました。カナダのオーロラをどうぞ。
2014/ 7/ 5 11:59 太陽風はかなり低速になり、磁気圏も静穏です。黒点が多く見えています。
2014/ 7/ 6 10:11 太陽風の速度が、260km/秒ととても遅くなっています。
2014/ 7/ 7 12:16 太陽風は200km/秒台後半のかなり遅い状態が続いています。太陽は比較的穏やかです。
2014/ 7/ 8 12:59 太陽風は低速風が続いていますが、340km/秒程度に少し上がっています。
最新のニュース

2014/ 7/ 9 11:58 更新
M6.5、M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。

担当 篠原

太陽の東側の2113黒点群で、
深夜、9日1時(世界時8日16時)に、
M6.5の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131によるフレアの動画を掲載します。

2113黒点群は、その後、9日9時半(世界時9日0時半)にも、
M1.2の中規模フレアを起こしています。

2113群は、黒点としては小さく見えているだけですが、
急に大きな活動を起こし始めました。
この後の活動にも注目して下さい。


M6.5のフレアに伴って、CMEも噴出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
発生地点が東寄りなので、CMEも左上を中心に噴き出していて、
地球方向へはあまり向かっていないようです。

2113黒点群はこれから太陽の中心部に近づきます。
今後のフレア、CMEでは、地球への影響も大きくなるでしょう。


太陽風は、350km/秒の低速風が続いています。
磁場強度は、6nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、-5nT程度の南寄りの傾向が続いています。
このため、磁気圏の活動も少し高まって、
AE指数は300〜400nTの小規模の変化が続いています。

太陽風は、低速の状態が続きそうです。




2113黒点群で発生したM6.5の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


M6.5のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。