宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 7/ 4 13:10 更新 太陽風磁場の影響でオーロラが強まりました。カナダのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日の太陽風磁場の南向きは、 3日20時(世界時3日11時)頃まで-5nTの状態が続きました。 速度は350km/秒程度と比較的低速でした。 この太陽風変動の影響で、磁気圏の活動が高まり、 AE指数を見ると、500nTから、 最大1000nTに達する大きい変化も記録されています。 このオーロラ活動の様子が、 カナダの高坂雄一さんより届きました。 この夜、カナダ南西部ブリティッシュコロンビア州の内陸の レベルストーク付近でキャンプしていたところ(1枚目の写真)、 雷、大雨とたいへんだったそうですが、夜半から晴れて、 中緯度オーロラを見ることができたそうです。 2、3枚目にオーロラの写真を掲載します。 オーロラ帯と比べると、緯度が低い場所なので、 地平線近くの低い空にオーロラが見えています。 時差を考えると、AE指数が大きく変化した頃のオーロラを 見ることができたのではないでしょうか。 オーロラのすぐ上に北斗七星が輝き、 更にその上には夏の天の川が見えています。 勝手な思い込みですが、 夏の天の川とオーロラが並ぶのはとても不思議な感じです。 高坂さんにとっても、今回のオーロラは思わぬ出現だったそうです。 きれいな写真をありがとうございました。 現在の太陽風は、速度は330km/秒、磁場強度は4nTと、 昨日から始まった変化は終わっている様です。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化していて、 磁気圏の活動も弱まっています。 太陽は、東端の2109群も大きな姿を現して、 2104、2107群とともににぎやかになっているのですが、 フレアの活動はおとなしくなって、 C2.6とC1.9の小規模フレアが発生した程度です。 引き続き様子を見て下さい。 カナダBC州レベルストークの高坂さんのキャンプの様子。 (c) 高坂雄一氏 カナダBC州レベルストークで、現地2〜3日の夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 カナダBC州レベルストークで、現地2〜3日の夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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