宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:05)
今日、C1.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/16 09:04 C1.8
5/15 14:22 C3.2
12:35 C3.2
11:30 C5.0
00:44 C4.3
00:00 C8.3
5/14 22:56 C7.3
21:59 C3.6
17:48 C2.6
13:37 C2.1
09:49 C2.8
06:52 C6.8

黒点  5/16 (NOAA)
磁場 フレア
2055 2 β ---
2056 10 βγ C8
2057 1 α ---
2058 1 α C5
2060 12 βγ C3
2061 2 α ---
2063 8 βγ C3
2064 3 β ---
2065 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 338 -0.8
-2 h 335 -1.6
-4 h 336 +2.9
-6 h 333 -0.6
-8 h 340 -1.5
-10 h 347 +2.4
-12 h 347 +4.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -4 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
5/16 0.3 5x10^2
5/15 0.4 4x10^2
5/14 0.3 6x10^2
5/13 0.3 6x10^2
5/12 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 5/11 10:51 C8.7などCクラスのフレアが発生しています。太陽風はやや低速です。
2014/ 5/12 12:07 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な速度です。
2014/ 5/13 13:41 太陽風は低速ですが、今後速度の高まりが始まるかもしれません。
2014/ 5/14 11:29 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2014/ 5/15 13:17 太陽風は低速の状態が続いています。C8やC5のフレアが発生しています。
最新のニュース

2014/ 5/16 10:05 更新
太陽の端でフィラメント噴出が発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

今朝、16日5時(世界時15日20時)に、
太陽の南東の端(左下)で、
フィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304による噴出の様子と、
続いてSOHO衛星LASCOカメラで撮影された
CME(太陽ガスの放出現象)の様子を掲載します。

太陽の端で巨大なアーチが弾けるようにちぎれ、
白いガスが荒々しく噴き出しています。
地球からは横方向への噴出なので、影響はないでしょう。

昨日のニュース以降、
太陽ではC3のフレアが2回、C1のフレアが1回と、
小さい活動が時々起きている程度です。

黒点も、群の数は多いですが、特に発達した黒点はなく、
現状程度の活動が見られそうです。


太陽風は、340km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は、6nTから7nTと少し強まっています。

磁場の南北成分は概ね北寄りに推移していて、
磁気圏の活動は穏やかです。
AE指数は小さい変化が一時的に発生している程度です。


27日前の前周期とは変わって、
今回は太陽風は穏やかな状態が続きそうです。
また、SDO衛星AIA193のコロナ写真にはコロナホールはなく、
穏やかな太陽風はしばらく続きそうです。



太陽の南東の端で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によって発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。