宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 5/16 10:05 更新 太陽の端でフィラメント噴出が発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 今朝、16日5時(世界時15日20時)に、 太陽の南東の端(左下)で、 フィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA304による噴出の様子と、 続いてSOHO衛星LASCOカメラで撮影された CME(太陽ガスの放出現象)の様子を掲載します。 太陽の端で巨大なアーチが弾けるようにちぎれ、 白いガスが荒々しく噴き出しています。 地球からは横方向への噴出なので、影響はないでしょう。 昨日のニュース以降、 太陽ではC3のフレアが2回、C1のフレアが1回と、 小さい活動が時々起きている程度です。 黒点も、群の数は多いですが、特に発達した黒点はなく、 現状程度の活動が見られそうです。 太陽風は、340km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、6nTから7nTと少し強まっています。 磁場の南北成分は概ね北寄りに推移していて、 磁気圏の活動は穏やかです。 AE指数は小さい変化が一時的に発生している程度です。 27日前の前周期とは変わって、 今回は太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 また、SDO衛星AIA193のコロナ写真にはコロナホールはなく、 穏やかな太陽風はしばらく続きそうです。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出によって発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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