宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 5/ 2 10:21 更新 太陽風の磁場の強まりは終わりました。4月の黒点数は85でした。 担当 篠原 SIDCより、2014年4月の黒点相対数は 84.7 と発表されました。 2月に今期最高の102.8を記録した後、 3月の92.2に続く低下となりましたが、 グラフでは、4月のデータも大きな変化の幅の中にあります。 現在、第24活動周期は後半のピークを迎えています。 この後も極大の状態は続くのか、いよいよ低下が始まるのか、 半年、1年かけて見ていく変化ですが、興味深い点です。 また、2枚目の図で、 過去40年間のフレア発生数の推移をまとめました。 フレアの数は、NOAA/SWPCの報告を基に集計しています。 黒点数のグラフと並べているので、 太陽活動との対応に注目して下さい。 すると、現在の第24期は過去の3周期と比べて、 フレアの発生数が半分や3分の1程度であることが分かります。 その低い中でも、2011年から2013年にかけて発生数は高まっています。 最新の2014年のデータは、4月までの集計です。 まだ1年の3分の1なので、 フレアの発生頻度としては、昨年までと同程度と考えられます。 フレアの発生数は、黒点数の低下と共に大きく減ります。 長期的に考えれば、最近の様にフレアが多く見られる状態も、 それほど長く続かないと言えます。 太陽風の磁場強度は、昨日のニュース以降ゆっくりと低下して、 今日に入った頃に、5nTと平均的な状態に戻りました。 一方、太陽風の速度は一段上がって、 370km/秒とやや低速に変わっています。 磁場の南北成分は北寄りの傾向が続くようになり、 磁気圏も静かになっている様です。 今日のAE指数は、グラフがずっと太くなっていますが、 これは実際の変化ではなく、データエラーではないかと思います。 SDO衛星AIA193の太陽写真にコロナホールは見られず、 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 太陽では、2047群と2049群の2つの黒点群が目立っています。 また、2047群の右上に2051群が発生しています。 目立ったフレアの発生はありませんが、 SDO衛星の動画では、 2049群や2050群付近で小さい活動が頻繁に起きています。 今後、フレアの発生につながるかもしれません。 (c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース 黒点数とフレア発生数の長期変化。 (c) 黒点データ:SIDC、フレアデータ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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