宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/ 3/27 12:12 更新 太陽風は平均的な速度に下がっています。太陽は穏やかです。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 3月中旬にフィンランドへ行かれた田代敦志さんより、 サーリセルカで3月17日23時に撮影された オーロラの写真をいただきました。 滞在中は天候に恵まれ、3晩中2回オーロラが出現したそうです。 サーリセルカは、こじんまりしたスキーリゾートで、 のんびりした雰囲気の街だとのことです。 この写真は、ホテルのベランダから コンパクトデジカメを使って露出20秒で撮影したそうで、 満月だったものの、とても美しい輝きが見えたそうです。 太陽風やAE指数をを見ると、太陽風の磁場が南に向いて、 この頃に小さいオーロラ活動の山が起きていた様です。 この様に写真に残せると素晴らしい思い出になりそうです。 どうもありがとうございました。 昨日480km/秒に高まっていた太陽風の速度は、 夜には400km/秒と平均的な状態に下がりました。 磁場強度はやや強めの状態が続いています。 ACEのデータでは、今朝、27日7時(世界時26日22時)にも、 小さい変化がやって来た様で、 速度と磁場強度が少しだけ高くなっています。 磁場の南北成分は、ほとんどの時間帯で北を向いています。 このため、磁気圏は概ね静穏ですが、 磁場が南に振れた頃に、 AE指数にも小規模の変化が2回発生しています。 太陽風の変化は次第に収まり、 穏やかな風に戻っていくでしょう。 太陽は、2010群、2014群で C1の小さいフレアが4回起きている程度で、 活動は穏やかです。 (c) 田代敦志氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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