宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 3/26 12:45 更新 今朝、太陽風の乱れが到来しました。活発なオーロラも発生しています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、 今朝、26日4時半(世界時25日19時半)に、 太陽風の乱れが到来し、 速度は380km/秒から480km/秒に、 磁場強度は3nTから14nTに、それぞれ高まっています。 太陽風の強まりは、 30分後の26日5時(世界時25日20時)に地球に到達しました。 気象庁地磁気観測所の茨城県柿岡の磁場データでは、 20nTほどの急な強まりが観測されています(1枚目の図)。 22日か23日のCMEによる太陽風の乱れだと考えられます。 23日のCMEの可能性が高そうですが、少し到来が早い感じもします。 一方、22日のCMEであれば、 この後に23日のCMEの乱れが到来する可能性があります。 この後の太陽風の変化にも注目して下さい。 太陽風擾乱の到来以降、 磁場の南北成分は南向きに大きく振れました。 短時間ですが最大で-10nTに振れ、 その後も-5nTくらいの変化が数時間続いています。 この影響で磁気圏の活動が強まり、 AE指数は800nTくらいの中規模の変動が発生しています。 世界時25日23時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 空全体をオーロラの見事な輝きが覆っています。 太陽風磁場の南北成分は、26日10時(世界時26日1時)以降は、 北向きに振れて、そのまま安定しています。 このため、オーロラの活動も以降は弱まりそうです。 カナダ、アラスカのライブカメラに期待していたのですが、 現状のままでは、活発な変動はなさそうです。 太陽風の乱れは、この後は次第に弱まっていくでしょう。 明日には穏やかな状態に戻っているのではないかと思います。 太陽は、C1程度の小さいフレアが起きている程度で、 全体としては穏やかです。 2010黒点群や2014群は縮小の傾向にあるようです。 茨城県柿岡の地磁気観測所で観測された、太陽風の急な強まりによる磁場変化。 (c) 気象庁地磁気観測所 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、活発なオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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