宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:45)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/26 --- ---
3/25 --- ---
3/24 20:48 C2.3
11:43 C3.5
09:24 C4.1
09:03 C4.5
08:33 C2.1

黒点  3/26 (NOAA)
磁場 フレア
2010 17 βγ C2
2013 1 α ---
2014 22 βγ C5
2015 1 βδ C4
2017 9 β C1
2018 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 459 +5.3
-2 h 491 +1.5
-4 h 502 -2.0
-6 h 492 +0.9
-8 h 394 -1.4
-10 h 380 -0.1
-12 h 377 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 5x10^0
3/26 1.1 2x10^1
3/25 1.1 1x10^1
3/24 0.3 1x10^1
3/23 0.4 1x10^1
3/22 0.4 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 3/21 13:20 太陽風は低速で穏やかです。太陽のフレアも少なくなっています。
2014/ 3/22 12:29 太陽風の磁場が少し強まっています。太陽は穏やかになっています。
2014/ 3/23 08:47 太陽風は500km/秒の高速風になっています。磁気圏は穏やかです。
2014/ 3/24 12:56 高速太陽風が続いています。太陽ではCMEが発生しています。アラスカのオーロラをどうぞ。
2014/ 3/25 14:43 太陽風の速度は下がり、やや低速です。フレアも少なくなっています。
最新のニュース

2014/ 3/26 12:45 更新
今朝、太陽風の乱れが到来しました。活発なオーロラも発生しています。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、
今朝、26日4時半(世界時25日19時半)に、
太陽風の乱れが到来し、
速度は380km/秒から480km/秒に、
磁場強度は3nTから14nTに、それぞれ高まっています。

太陽風の強まりは、
30分後の26日5時(世界時25日20時)に地球に到達しました。
気象庁地磁気観測所の茨城県柿岡の磁場データでは、
20nTほどの急な強まりが観測されています(1枚目の図)。

22日か23日のCMEによる太陽風の乱れだと考えられます。
23日のCMEの可能性が高そうですが、少し到来が早い感じもします。
一方、22日のCMEであれば、
この後に23日のCMEの乱れが到来する可能性があります。
この後の太陽風の変化にも注目して下さい。


太陽風擾乱の到来以降、
磁場の南北成分は南向きに大きく振れました。
短時間ですが最大で-10nTに振れ、
その後も-5nTくらいの変化が数時間続いています。

この影響で磁気圏の活動が強まり、
AE指数は800nTくらいの中規模の変動が発生しています。

世界時25日23時頃のオーロラの様子を、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。
空全体をオーロラの見事な輝きが覆っています。


太陽風磁場の南北成分は、26日10時(世界時26日1時)以降は、
北向きに振れて、そのまま安定しています。
このため、オーロラの活動も以降は弱まりそうです。
カナダ、アラスカのライブカメラに期待していたのですが、
現状のままでは、活発な変動はなさそうです。


太陽風の乱れは、この後は次第に弱まっていくでしょう。
明日には穏やかな状態に戻っているのではないかと思います。


太陽は、C1程度の小さいフレアが起きている程度で、
全体としては穏やかです。

2010黒点群や2014群は縮小の傾向にあるようです。




茨城県柿岡の地磁気観測所で観測された、太陽風の急な強まりによる磁場変化。
(c) 気象庁地磁気観測所


ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、活発なオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。