宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 3/15 12:50 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島さんより、 13日に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 ムルマンスク州中部のモンチェゴルスク市で、 マトヴェエフ・イーゴリ氏により撮影されたオーロラです。 街の上空を色鮮やかなオーロラの光が飾っています。 ムルマンスク州は曇天が続いていて、 州各地のオーロラ写真家たちはため息をついている状況だそうです。 送っていただいた写真もオーロラは雲の間です。 それだけに、撮影した方にとってうれしい一枚だったでしょう。 春分も近づいて、その点でも一層貴重な写真ですね。 どうもありがとうございます。 500km/秒台に速度が上がっていた太陽風は、 昨夜くらいからゆっくりと速度が下がり、 現在は400km/秒と平均的な状態に戻っています。 10nT近くに上がっていた磁場強度も、 既に5nTに下がっています。 太陽風の強まりは、一日程度の短時間の変化で終わりました。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 太陽風が強まっていた前半は小規模の変化が起きていますが、 太陽風が穏やかになった後半はほとんど変化していません。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化していて、 磁気圏が概ね穏やかななのは、このためです。 SDO衛星AIA193では、 南北の中緯度くらいにコロナホールがあります。 どちらも西半球に回っていったくらいのところにあり、 この後の太陽風に、ある程度の影響が見られるかもしれません。 太陽は、西端の1996黒点群でC4.1、C2.4、C5.0と 小規模フレアの発生が続きましたが、 黒点群は既に裏側に回っています。 こちら側の2003群ではC4.7、2002群でC3.1が起きています。 また、東端の向こう側にも活動的な領域があるようです。 マトヴェエフ・イーゴリ氏により、ムルマンスク州中部のモンチェゴルスク市で13日に撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、マトヴェエフ・イーゴリ氏 マトヴェエフ・イーゴリ氏により、ムルマンスク州中部のモンチェゴルスク市で13日に撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、マトヴェエフ・イーゴリ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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