宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:04)
今日、M3.5の中規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/11 12:35 M3.5
07:45 M1.4
05:21 C2.9
03:08 C5.6
00:21 M1.7
3/10 22:41 C2.8
20:29 C6.0
19:32 C6.1
16:30 C3.4
12:50 M1.0
10:43 C3.7
09:18 M1.2
08:46 C2.7
07:33 C5.2
05:12 M1.0
03:51 C2.6
02:10 C3.3
3/ 9 23:33 C7.7
22:52 M1.0
22:26 C7.1
17:08 C4.9
15:58 C4.8
15:37 C3.4
13:37 C6.5
10:58 C3.0
08:26 M1.4

黒点  3/11 (NOAA)
磁場 フレア
1996 19 βγ M1
1998 5 β ---
2001 8 β ---
2002 19 βγδ M2
2003 7 β ---
2004 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 339 -0.1
-2 h 321 +0.8
-4 h 328 +1.2
-6 h 326 +1.8
-8 h 334 -0.7
-10 h 334 -0.8
-12 h 340 -1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
3/11 0.3 9x10^1
3/10 0.5 3x10^2
3/ 9 0.5 2x10^2
3/ 8 0.6 2x10^2
3/ 7 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 3/ 6 13:39 太陽は穏やかになっています。太陽風はやや高速です。
2014/ 3/ 7 10:02 太陽風、太陽は比較的穏やかです。カナダのオーロラと大火球写真をどうぞ。
2014/ 3/ 8 14:29 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2014/ 3/ 9 13:29 太陽風は次第に低速になり、磁気圏も穏やかです。
2014/ 3/10 15:01 太陽でMクラスのフレアが4回発生しています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2014/ 3/11 13:04 更新
Mクラスを含むフレアの発生が活発に続いています。太陽風は低速で穏やかです。

担当 篠原

太陽の活発なフレアの発生は続いています。
南東(左下)の2002黒点群では、
11日0時半(世界時10日15時半)にM1.7の中規模フレアが発生し、
その他、C6.1、C2.8などの小規模フレアが起きています。

この黒点群のフレア発生頻度は下がっている様ですが、
この1日半の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
繰り返し明るい輝きが発生しています。

また、北西(右上)の1996黒点群も活動を強めていて、
昨日のニュース以降、C2.2、C3.9、C6.0、C5.6、C3.5と
活発に小規模フレアを起こす様になり、
11日8時(世界時10日23時)にはM1.4の中規模フレアを起こしています。

太陽の右と左でフレアが次々に発生しています。
引き続き注目して下さい。

と、ニュースを書いている時に、
1996黒点群でM3.5と一段大きい中規模フレアが発生した様です。
GOES衛星のX線カメラの最新画像を掲載します。


太陽風は、320km/秒から340km/秒、そして350km/秒と、
段階的に少しずつ速度が上がっています。
しかし、依然低速の状態です。
磁場強度も、4nTと平均的な状態で安定しています。

太陽風磁場の南北成分は、
一時的に小さく南に振れる時間帯があり、
それに対応して、AE指数にも変動が2回ほど発生しています。

現在は、磁場は弱い北向きになっていて、
磁気圏も静穏です。



4日ぶりに学校に戻って、久しぶりにじっくりとデータを見ています。
種子島は風が強いこともあって、滞在中とても寒く感じたのですが、
こちらに戻ってみると、桜島や霧島の山頂付近が白くなっていて、
日曜日に積雪があった様です。
それくらいの寒波が来ていたのですね。




SDO衛星AIA131による、2002黒点群のフレア活動の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星のX線カメラによる、1996黒点群のM3.5フレア。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。