宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
今日、M9.3の中規模フレアが発生しました。
また、M3.5の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/13 07:29 M9.3
02:16 C4.8
3/12 19:45 M2.5
16:19 C7.2
06:39 C6.9
04:15 C8.0
01:19 C9.7
00:18 C4.8
3/11 23:11 C3.3
20:56 M1.7
19:07 C6.7
16:49 C3.8
12:35 M3.5
07:45 M1.4
05:21 C2.9
03:08 C5.6
00:21 M1.7

黒点  3/13 (NOAA)
磁場 フレア
1996 16 βγ M9
1998 9 β ---
1999 3 β ---
2002 25 βγδ M2
2003 20 β ---
2004 1 α ---
2005 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 330 +0.9
-2 h 333 -6.6
-4 h 314 -8.0
-6 h 304 -6.9
-8 h 289 -2.9
-10 h 278 -3.3
-12 h 262 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -27 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
3/13 0.3 1x10^2
3/12 0.3 8x10^1
3/11 0.3 9x10^1
3/10 0.5 3x10^2
3/ 9 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 3/ 8 14:29 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
2014/ 3/ 9 13:29 太陽風は次第に低速になり、磁気圏も穏やかです。
2014/ 3/10 15:01 太陽でMクラスのフレアが4回発生しています。太陽風は低速です。
2014/ 3/11 13:04 Mクラスを含むフレアの発生が活発に続いています。太陽風は低速で穏やかです。
2014/ 3/12 12:27 太陽のフレアの発生は続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 3/13 12:31 更新
M9.3と大きい中規模フレアが発生しました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

太陽の北西(右上)で活発に活動していた1996黒点群で、
今朝、13日7時半(世界時12日22時半)に、
M9.3と大きいMクラスのフレアが発生しました。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
このフレアの直後に、すぐ南側でフィラメントの噴出も起きています。
AIA304の写真でその様子を見ることができます。

1996黒点群は、昨夜、12日20時(世界時12日11時)にも
M2.5の中規模フレアを起こしていました。
活発な活動が注目されますが、現在はもう西の端に沈みつつあり、
今後、地球への影響はないでしょう。

一方、2002黒点群はC1.4の小さいフレアを起こしたくらいで、
活動は静かになっています。
また、2003黒点群が発達を続けています。
今後、フレアを起こすようになるかもしれません。



昨日に続いて、新宅宏章さんから送っていただいた、
カナダ・イエローナイフのオーロラ写真を紹介します。
日付はさかのぼって、3月4日未明のオーロラです。
雪景色の上を激しくオーロラの光が舞っています。
シルエットになった木々が印象的です。

3枚目の写真は、夜明けの空に消えゆくオーロラです。
オーロラの赤みと、夜明けの赤みなど、
微妙な色合いの変化がとてもきれいです。

零下40度という非常に厳しい寒さの中での撮影だったそうです。
美しいオーロラ写真を、どうもありがとうございました。



太陽風は、速度は330km/秒と、昨日よりは少し上がりましたが、
低速風が続いています。
磁場強度は、今日未明くらいから強まって、
10nTに上がっています。

磁場の南北成分が、-8nTくらいに強まり、
AE指数も700nTと変化がやや強まっていました。

しかし、最新のデータでは、磁場は北向きに切り替わりつつあり、
この傾向が続くなら、磁気圏の活動は弱まって穏やかになるでしょう。



SDO衛星AIA131と304による、M9.3フレアとフィラメント噴出の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


新宅宏章さんにより、カナダ・イエローナイフで現地3月4日3時(世界時4日10時)頃に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


新宅宏章さんにより、カナダ・イエローナイフで現地3月4日3時(世界時4日10時)頃に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


新宅宏章さんにより、カナダ・イエローナイフで現地3月4日5時半(世界時4日12時半)に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。