宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 3/14 12:47 更新 太陽のフレアは少なくなっています。太陽風は高速風に変わりました。 担当 篠原 活発にフレアを起こしていた1996黒点群が、 太陽の西に没していきました。 その最後に、M1.2の中規模フレアを、 今朝、14日4時(世界時13日19時)に起こしています。 その様子を含めて、太陽のフレア活動を GOES衛星のX線カメラの動画で紹介します。 右上の端の明るい領域が1996黒点群です。 その隣の2003黒点群でも小さい変動がいくつか起きています。 1996群が見えなくなったので、 フレアの発生は少なくなりそうです。 太陽風の速度は、昨日から今日にかけて、 350km/秒から400km/秒へと少し上がっていたのですが、 今朝、14日5時(世界時13日20時)頃から本格的に高まって、 現在は、500〜550km/秒と高速風に変わっています。 太陽の南半球の高緯度側に広がっていたコロナホールの影響が、 及ぶようになったのかもしれません。 磁場強度は、5nTと10nTの間を変化していて、 現在は8nTとやや強まっています。 オーロラの活動度を示すAE指数は、 グラフの前半に小さい変化が見られますが、 太陽風の速度が上がってきた後半は静かになっています。 太陽風磁場の南北成分が北寄りに変わってきたためでしょう。 太陽風の高まりは、27日前の前周期には見られませんでした。 (1日ほど後に、CMEに関係した変化は来ていますが) このため、今後どのように推移するのか注目して下さい。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールの広くなった領域が、西半球に進んでいます。 このまま、この領域の影響に繋がっていくのかもしれません。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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