宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:05)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 4 09:05 C4.8
00:55 M1.3
3/ 3 18:53 C3.0
15:48 C3.3
14:52 C3.2
08:11 M1.1
3/ 2 21:45 C2.6
20:56 C2.4
12:33 C3.7
09:03 C8.7
00:50 C3.1

黒点  3/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1987 10 β C3
1988 1 α ---
1989 9 β M1
1990 7 β C3
1991 33 βγ C2
1992 1 α ---
1993 8 β ---
1994 2 α ---
1995 13 β C3
1996 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 345 +4.1
-2 h 342 +0.8
-4 h 346 -0.5
-6 h 341 -0.3
-8 h 340 -0.6
-10 h 347 +0.7
-12 h 349 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -5 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 3.9 7x10^1
3/ 4 6.6 2x10^2
3/ 3 14.4 2x10^2
3/ 2 36.5 1x10^2
3/ 1 95.5 3x10^2
2/28 103.0 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/27 12:03 太陽風の乱れはまだ到来せず、太陽風は低速です。太陽面に黒点が多く現れています。
2014/ 2/28 13:46 深夜に太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動が高まっています。ノルウェーのオーロラをどうぞ。
2014/ 3/ 1 12:37 太陽風の乱れは終わり、平均的な状態に戻っています。ノルウェーのカラフルなオーロラをどうぞ。
2014/ 3/ 2 12:40 太陽風は平均的な状態です。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2014/ 3/ 3 12:37 太陽風は低速ですが、磁場が南に振れています。ノルウェーのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 3/ 4 13:05 更新
太陽風は低速です。2月の黒点数は102.8でした。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

SIDCより、2月の黒点相対数が発表され、
102.8と、今期初めて100台に達しました。
これまでの最大は2011年11月の96.7で、
大台まであと一歩だったのですが、
今回、とうとう100の線を越えました。

1994年以降の20年間のグラフを掲載します。
1997年から始まる黒点数の高まりが第23活動周期、
続いて、2009年から始まる高まりが現在の第24活動周期です。
山の高さは半分ほどしかありませんが、
第24期の変化の様子は第23期とよく似ています。
すると、今年の後半には下り坂が始まるのかもしれません。


続いて、フィンランドから届いたオーロラの写真です。
2月末からフィンランドの北方、イバロという町で
オーロラ観測の旅をされている
永長英夫さんと中田昌さんからオーロラの写真をいただきました。

今日は、2月24日から28日にかけての写真を掲載します。
今年のラップランドは暖冬でとても天候が悪いそうですが、
晴れ間さえ見つけられれば、
こうして毎日のようにオーロラを楽しむことができるのですね。

一昨日に掲載した谷口さんの写真と重なる日程の写真で、
場所も近く、距離は30kmほどとのことです。

きれいな写真をどうもありがとうございます。
また明日、続きの写真を紹介する予定です。



太陽風は、350km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は5nTから一時的に2nTに下がっていますが、
現在は元に戻っています。

太陽風磁場のセクターの切り替わりがやってきた様で、
27日周期の図を見ると、「T」から「A」に変わっています。
この切り替わりに関係して、特に目立った変化は起きていません。

磁気圏は静穏で、
AE指数は前半に小さい変化が起きていますが、
後半は全く変化していません。


SDO衛星AIA193を見ると、太陽の東側の南北両半球の高緯度域に
それぞれコロナホールが見えています。
明日には太陽の中心線近くに届きそうです。
今週後半は、この領域からの高速太陽風がやって来るかもしれません。


太陽は、1989黒点群でM1.2の中規模フレアが発生し、
その他にもC1〜4の小規模フレアが10回程度、
太陽のあちこちで発生しています。
GOES衛星のX線写真の動画を見ていると、
それぞれの黒点群で頻繁に活動を起こしています。
この後も、Cクラス、Mクラスのフレアが続きそうです。



太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース


フィンランド、イバロで、2月24日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 永長英夫氏


フィンランド、イバロで、2月25日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 永長英夫氏


フィンランド、イバロで、2月26日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 中田昌氏


フィンランド、イバロで、2月28日の夜に撮影されたオーロラ。
(c) 永長英夫氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。