宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:37)
今日、C4.3の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 1 09:54 C4.3
02:07 C2.7
2/28 18:32 C8.1
12:56 C2.2
11:22 C2.6
09:43 M1.1
07:00 C4.2
06:32 C3.6
2/27 21:23 C6.8
19:41 C5.7
18:48 C3.1
17:33 C2.1

黒点  3/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1981 5 β ---
1982 20 βγ C8
1984 5 β C2
1986 8 β C2
1987 29 β C2
1988 13 β ---
1989 5 β ---
1990 4 βδ C3
1991 18 βγ M1
1992 7 β ---
1993 17 β C3
1994 9 β ---
1995 9 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 399 -1.6
-2 h 404 +0.2
-4 h 393 -1.2
-6 h 393 +1.1
-8 h 408 +3.4
-10 h 413 +1.3
-12 h 401 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -24 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -26 -/ -
-8 h -31 -/ -
-10 h -34 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 66 2x10^2
3/ 1 96 3x10^2
2/28 103 2x10^2
2/27 29 4x10^2
2/26 24 3x10^2
2/25 12 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/24 12:32 太陽風は500km/秒と高速です。太陽の東端で中規模フレアが発生しました。
2014/ 2/25 13:02 太陽の東端でX4.9の大規模フレアが発生しました。
2014/ 2/26 12:19 X4.9フレアのCMEにより、明日くらいに太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2014/ 2/27 12:03 太陽風の乱れはまだ到来せず、太陽風は低速です。太陽面に黒点が多く現れています。
2014/ 2/28 13:46 深夜に太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動が高まっています。ノルウェーのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 3/ 1 12:37 更新
太陽風の乱れは終わり、平均的な状態に戻っています。ノルウェーのカラフルなオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ノルウェーに遠征中の高坂さんより、
太陽風擾乱到来後に発生した
きれいなオーロラ写真をいただきました。

現地は27日は朝から曇天で、
夜になると雪や雨まで降ってきたそうですが、
28日午前2時頃に雲の一部が開けて、
カラフルなオーロラが出現したそうです。
晴れ間は1時間しか続かず、その後は全天が曇ってしまったそうです。

上空の赤色が際立つ、美しいオーロラですね。
1枚目の、天を切り裂いて降り注ぐような光の筋は本当に見事です。

昨日のニュースのACEの図で、
太陽風磁場の南北成分が南を向いていた最後の頃のオーロラだと思います。
ぎりぎりのタイミングで訪れた晴れ間だったのかもしれません。
連日、美しい写真をありがとうございます。



太陽風の乱れは、昨日いっぱいで終わった様です。
450km/秒だった速度は、
昨夜のうちに400km/秒と平均的な速さに戻り、
10nTを超えて強まっていた磁場強度も、
今日の未明には5nTと平均的な値に下がっています。

磁気圏の活動も次第に弱まっていて、
AE指数は300nTほどの小規模の変化が3回発生し、
Dst指数は、-100nTに達した変化から現在は回復の途中です。


太陽は、1994、1995と新しい黒点群が現れ、
よりにぎやかになっています。

昨日M1の中規模フレアを起こした1991黒点群は、
その後は目立ったフレアは起こしておらず、
西端の1982群でC2.2、C8.1、C2.4とフレアが続いたり、
北東の1993群でC2のフレアが2回発生したりしています。

黒点群が増えていることもあり、
引き続き、CクラスやMクラスのフレアが見られそうです。


太陽放射線(非常に高速の陽子)は、
昨日のニュースの後に100まで増加しています。




高坂雄一さんにより、ノルウェーで現地28日未明に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


高坂雄一さんにより、ノルウェーで現地28日未明に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


Dst指数(速報値)は、-100nTから戻りつつあります。Dst指数は、マイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。