宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:40)
今日、C8.7の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 2 09:03 C8.7
00:50 C3.1
3/ 1 22:18 M1.1
09:54 C4.3
02:07 C2.7
2/28 18:32 C8.1
12:56 C2.2
11:22 C2.6
09:43 M1.1
07:00 C4.2
06:32 C3.6

黒点  3/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1982 3 β M1
1987 16 β C3
1988 7 β ---
1989 7 β ---
1990 9 βδ ---
1991 10 βγ M1
1992 1 α ---
1993 13 β C4
1994 3 α ---
1995 8 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 384 +0.6
-2 h 391 +1.0
-4 h 397 -3.1
-6 h 391 -3.1
-8 h 377 -1.3
-10 h 389 -2.9
-12 h 388 +3.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -22 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 25 1x10^2
3/ 2 37 1x10^2
3/ 1 96 3x10^2
2/28 103 2x10^2
2/27 29 4x10^2
2/26 24 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 2/25 13:02 太陽の東端でX4.9の大規模フレアが発生しました。
2014/ 2/26 12:19 X4.9フレアのCMEにより、明日くらいに太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2014/ 2/27 12:03 太陽風の乱れはまだ到来せず、太陽風は低速です。太陽面に黒点が多く現れています。
2014/ 2/28 13:46 深夜に太陽風の乱れが到来しました。磁気圏の活動が高まっています。ノルウェーのオーロラをどうぞ。
2014/ 3/ 1 12:37 太陽風の乱れは終わり、平均的な状態に戻っています。ノルウェーのカラフルなオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 3/ 2 12:40 更新
太陽風は平均的な状態です。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

春や秋にフィンランドのオーロラ写真を送って下さっていた
谷口直樹さんより、この春の(季節としての春はまだ先ですが)
フィンランドのオーロラ写真が届きました。
(以前の写真は、こちらの読者写真集よりどうぞ)

2月20日から25日にかけて、
フィンランドのサーリセルカでの撮影だそうです。
滞在期間全般に天気が悪く、
車で移動を繰り返しながらの観測となったそうです。

その様な状況でしたが、20日と25日には派手なオーロラが現れ、
22日、23日にも雲の切れ間から観測ができて、
満足の行く旅になったとのことです。

寒さは厳しく、2枚目の写真の時は -27度まで下がったそうです。
写真に見える縦にまっすぐ伸びる光は、光柱だそうです。
(Wikipediaをどうぞ)
谷口さんは初めてだったそうで、最初は喜んだものの、
やがてオーロラ撮影の邪魔になったとのことです。

4枚目の写真は、オーロラのすぐ隣りにすばる(プレアデス星団)が見えています。

きれいなオーロラの写真をありがとうございます。
この期間の太陽風や磁気圏の状況は比較的良かったようで、
連日の観測成功おめでとうございます。



現在の太陽風は、平均的な状態で安定しています。
昨日より、速度は400km/秒、磁場強度は4nTでほぼ一定です。

磁場の南北成分は、
数時間ごとに南寄り、北寄りと切り替わっています。
このため、AE指数のグラフを見ると、
磁気圏の活動も数時間ごとに強まったり、弱まったりと
切り替わっています。

SDO衛星AIA193にはコロナホールは見られず、
太陽風は穏やかに推移しそうです。


太陽は、西に沈んでいった1982黒点群で、
昨夜、1日22時半(世界時1日13時半)に
M1.1の中規模フレアが発生し、
今朝、2日9時(世界時2日0時)にも
C8.7の小規模フレアが起きています。
西に没しかけての現象なので、
実際の規模はもう一段上だったかもしれません。

1982群は見えなくなったので、今後の影響はありません。
残った黒点では、1987群でC3.1の小規模フレアが起きています。


太陽放射線は、ゆっくりと低下しています。



現地2月20日21時半頃、ヘルシンキからイバロへの機内より。北極圏に差し掛かった頃から賑やかなオーロラが出ていたそうです。
(c) 谷口直樹氏


現地2月21日0時頃、フィンランド・サーリセルカ、カウニスパーの丘より。5度目の渡航で初めての光柱だったそうです。
(c) 谷口直樹氏


現地2月24日21時頃、フィンランド・サーリセルカの南10km付近。21時頃から動きが激しくなり渦を巻いたそうです。
(c) 谷口直樹氏


現地2月26日0時頃、フィンランド・サーリセルカの南10km付近。粘っていたら急激に広がりを見せ、一気にブレークアップしたそうです。
(c) 谷口直樹氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。