宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:12)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
また、X1.2の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が非常に強くなっています。放射線帯電子はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 9 01:49 C3.4
1/ 8 21:55 C2.4
20:56 C6.2
16:22 C2.4
12:39 M3.6
12:05 C3.1
07:15 C7.4
03:01 X1.2
1/ 7 20:45 C2.6
19:07 M7.2
17:03 C2.3
16:00 C3.4
13:39 C2.4
12:48 M1.0
11:30 C2.7

黒点  1/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1944 11 βγδ X1
1946 18 βγ M1
1948 1 α ---
1949 1 α ---

太陽風 (ACE)
プロトン増加のため
速度の計測が不正確です
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 438 +0.3
-2 h 359 -2.1
-4 h 350 -3.7
-6 h 324 -1.4
-8 h 294 +1.6
-10 h 321 +2.1
-12 h 315 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -14 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 900 2x10^3
1/ 9 1030 3x10^3
1/ 8 971 3x10^3
1/ 7 42 1x10^3
1/ 6 40 1x10^3
1/ 5 1 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 1/ 4 13:27 1944黒点群は活発にフレアを起こしています。500km/秒の高速太陽風が続いています。
2014/ 1/ 5 12:29 1944黒点群は肉眼黒点になっています。M4、M1のフレアを起こしています。
2014/ 1/ 6 11:54 12月の黒点数は90.3でした。太陽風は平均的な速度に下がりました。
2014/ 1/ 7 13:53 1944黒点群は今日も肉眼黒点の大きさです。太陽風は低速になりました。
2014/ 1/ 8 12:49 X1.2の大規模フレアが発生しました。CMEも噴出し、太陽風の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2014/ 1/ 9 13:12 更新
フレアは特に活発ではありません。Xフレアによる太陽風の擾乱が近づいています。

担当 篠原

1944黒点群は大きな姿を保っています。
今日も日食メガネを使って、肉眼で見つけることができました。
チャンスも残り数日なので、ぜひ挑戦して下さい。

1月3日からの1週間にわたる1944黒点群の変化を、
SDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。
黒点群の位置合わせは適当にしていますが、
姿の変化する様子を大まかに見ることができます。
この動画の印象では、昨日、今日と黒点はやや縮小している様です。


X1.2の大規模フレアの後、
1944黒点群はC3.1、C1.9、C2.4、C3.4と、
Cクラスの小規模フレアを4回起こした程度です。

一方、太陽の北西の端にあった1947黒点群で、
M3.6の中規模フレアと、
C6.1と大きいCクラスフレアが起きています。
黒点群は西に没してしまい、もう見えなくなっています。


GOES衛星の観測では、
太陽放射線の値は更に高まり、ほぼ1000に達しています。
この値が1000台に届くのは、2013年5月23日以来で久しぶりです。

放射線が増加しているため、SOHO衛星のLASCO C3カメラでは、
白いノイズがだいぶ増えています。
フレア発生以降の様子を動画で紹介します。
ノイズが増えて、その状態が続く様子をご覧下さい。

写真の左上にとても明るい星がありますが、これは金星です。


太陽風の速度は、350km/秒と低速でしたが、
今朝から410km/秒へ少し上がり、平均的な速度になっています。
磁場強度も、5nTから8nTに少し上がっています。

今後、フレアによる太陽風の乱れが到来すると考えられます。
今夜から明日にかけて、太陽風のデータに注目して下さい。

速度の上昇とともに磁場の強まりが到来して、
南北成分が大きく南向きに振れると、
激しいオーロラの活動を起こす可能性があります。
太陽風擾乱の到来後は、ライブカメラにも注目して下さい。




SDO衛星の可視光写真による、1月3日以降の1944黒点群の変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X1.2フレア以降のSOHO衛星LASCO C3の様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。