宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 1/ 9 13:12 更新 フレアは特に活発ではありません。Xフレアによる太陽風の擾乱が近づいています。 担当 篠原 1944黒点群は大きな姿を保っています。 今日も日食メガネを使って、肉眼で見つけることができました。 チャンスも残り数日なので、ぜひ挑戦して下さい。 1月3日からの1週間にわたる1944黒点群の変化を、 SDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。 黒点群の位置合わせは適当にしていますが、 姿の変化する様子を大まかに見ることができます。 この動画の印象では、昨日、今日と黒点はやや縮小している様です。 X1.2の大規模フレアの後、 1944黒点群はC3.1、C1.9、C2.4、C3.4と、 Cクラスの小規模フレアを4回起こした程度です。 一方、太陽の北西の端にあった1947黒点群で、 M3.6の中規模フレアと、 C6.1と大きいCクラスフレアが起きています。 黒点群は西に没してしまい、もう見えなくなっています。 GOES衛星の観測では、 太陽放射線の値は更に高まり、ほぼ1000に達しています。 この値が1000台に届くのは、2013年5月23日以来で久しぶりです。 放射線が増加しているため、SOHO衛星のLASCO C3カメラでは、 白いノイズがだいぶ増えています。 フレア発生以降の様子を動画で紹介します。 ノイズが増えて、その状態が続く様子をご覧下さい。 写真の左上にとても明るい星がありますが、これは金星です。 太陽風の速度は、350km/秒と低速でしたが、 今朝から410km/秒へ少し上がり、平均的な速度になっています。 磁場強度も、5nTから8nTに少し上がっています。 今後、フレアによる太陽風の乱れが到来すると考えられます。 今夜から明日にかけて、太陽風のデータに注目して下さい。 速度の上昇とともに磁場の強まりが到来して、 南北成分が大きく南向きに振れると、 激しいオーロラの活動を起こす可能性があります。 太陽風擾乱の到来後は、ライブカメラにも注目して下さい。 SDO衛星の可視光写真による、1月3日以降の1944黒点群の変化。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) X1.2フレア以降のSOHO衛星LASCO C3の様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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