宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:29)
今日、M4.0の中規模フレアが発生しました。
また、M1.3の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 5 11:24 C4.5
10:24 C3.9
07:16 M1.9
04:01 M4.0
01:57 C3.6
00:32 C9.4
1/ 4 19:17 M1.3
18:48 C2.9
15:20 C5.6
11:22 C3.6
05:55 M1.1
00:18 C7.3
1/ 3 21:38 M1.0
19:26 C5.9
19:07 C3.3
17:11 C3.6
15:52 C3.0
12:56 C4.6
08:36 C2.5
07:04 M1.2
06:41 C3.1
05:30 C3.4

黒点  1/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1936 2 α M2
1937 14 βγ C4
1938 3 α ---
1941 1 α ---
1942 1 α ---
1943 3 α ---
1944 60 βγδ M1
1945 2 α ---
1946 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 459 -1.0
-2 h 472 +0.6
-4 h 471 +1.2
-6 h 486 +1.1
-8 h 497 -1.7
-10 h 498 -1.7
-12 h 494 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -13 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 9x10^2
1/ 5 0.4 1x10^3
1/ 4 0.3 2x10^3
1/ 3 0.3 4x10^3
1/ 2 0.3 1x10^2
1/ 1 0.5 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/31 12:15 1936群はCクラスフレアを起こしています。太陽風は穏やかですが、オーロラの活動も起きています。
2014/ 1/ 1 10:32 太陽でM6.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。
2014/ 1/ 2 11:11 M9.9と大きいMクラスフレアが発生しました。高速太陽風が到来し、オーロラの活動も高まっています。
2014/ 1/ 3 11:19 太陽風は600km/秒の高速風です。フレア活動も続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2014/ 1/ 4 13:27 1944黒点群は活発にフレアを起こしています。500km/秒の高速太陽風が続いています。
最新のニュース

2014/ 1/ 5 12:29 更新
1944黒点群は肉眼黒点になっています。M4、M1のフレアを起こしています。

担当 篠原

1944黒点群は、大きな姿を保っています。
今日の鹿児島は晴天なので、日食メガネで太陽を見ると、
この巨大な黒点を肉眼で見つけることができました。

日食メガネをお持ちでしたら、挑戦してはいかがでしょうか。
見えるか見えないかは、大気の状態にも影響されるので、
もし見えなくても、そのまましばらく見ていると、
やがて見えるタイミングがやって来るかもしれません。


その1944黒点群は、昨夜、4日19時(世界時4日10時)にM1.3、
今朝、5日4時(世界4日19時)にM4.0と、
中規模フレアを2回起こしています。
また、C9.4、C5.6など、大きいCクラスフレアも起こしています。

活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
フレアによるコロナの輝きが、広がりを持って激しく発生しています。

1944黒点群の活動は、今後も注目して下さい。

また、太陽の西の端で、5日7時(世界時4日22時)に、
M1.9の中規模フレアも起きています。
動画の最後に写っています。


太陽風は、昨夜まで500km/秒の速度を保ちましたが、
今日に入った頃からゆっくりと下がり始め、
現在は460km/秒とやや高速の風に変わっています。
高速風の領域は終わりに近づいています。

太陽風の磁場強度は、4〜5nTと平均的な値です。
南北成分は、小さい振れ幅ですが南北に変化しています。
このため、磁気圏の活動も続いていて、
AE指数は、300〜500nTと小規模の変化が何度も発生しています。

太陽風の速度が下がってきたので、
磁気圏活動も、変化は次第に小さくなっていくでしょう。


太陽風は、今日いっぱいくらいで平均的な速度に戻り、
穏やかな状態がしばらく続くでしょう。



鹿児島高専の冬休みは今日までです。
今日も学校はとても静かですが、
明日からは一気ににぎやかさを取り戻します。
記事の更新作業も慌ただしくなります。




SDO衛星の可視光写真による、巨大な1944黒点群。
(c) SDO (NASA)


1944黒点群で続く活発なフレア活動。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。