宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:27)
今日、M1.1の中規模フレアが発生しました。
また、M9.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 4 11:22 C3.6
05:55 M1.1
00:18 C7.3
1/ 3 21:38 M1.0
19:26 C5.9
19:07 C3.3
17:11 C3.6
15:52 C3.0
12:56 C4.6
08:36 C2.5
07:04 M1.2
06:41 C3.1
05:30 C3.4
1/ 2 21:22 C9.5
20:23 C8.6
18:51 C3.6
16:38 C4.9
13:24 C5.3
11:11 M1.7
08:09 C4.4
06:59 C6.3
03:39 M9.9
00:40 C6.5

黒点  1/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1936 5 βγ X1
1937 8 βγ C4
1938 3 β ---
1940 4 β ---
1941 3 β ---
1942 4 β ---
1943 3 β ---
1944 37 βγ M2
1945 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:17 509 +0.5
-2 h 512 +1.1
-4 h 510 +2.5
-6 h 500 +1.7
-8 h 488 +1.3
-10 h 495 -1.7
-12 h 498 -2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -12 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^2
1/ 4 0.3 2x10^3
1/ 3 0.3 4x10^3
1/ 2 0.3 1x10^2
1/ 1 0.5 1x10^1
12/31 1.0 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/30 13:11 M3の中規模フレアが発生しました。1936黒点群の活動は続いています。
2013/12/31 12:15 1936群はCクラスフレアを起こしています。太陽風は穏やかですが、オーロラの活動も起きています。
2014/ 1/ 1 10:32 太陽でM6.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。
2014/ 1/ 2 11:11 M9.9と大きいMクラスフレアが発生しました。高速太陽風が到来し、オーロラの活動も高まっています。
2014/ 1/ 3 11:19 太陽風は600km/秒の高速風です。フレア活動も続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/ 1/ 4 13:27 更新
1944黒点群は活発にフレアを起こしています。500km/秒の高速太陽風が続いています。

担当 篠原

1944黒点群は、活発にフレアを起こしています。
昨日のニュース以降、M1.0、M1.1と中規模フレアを2回、
C6.9、C5.9、C4.6などを含む、Cクラスの小規模フレアを9回
起こしています。

黒点としても大きな姿を保っています。
昨日から今日にかけての様子を、SDO衛星の動画で紹介します。
黒点のあちこちが複雑に動きながら変化しています。

この後も、Mクラスや、Xクラスに達する大きいフレアを
起こすかもしれません。
太陽の中心に向かって次第に動いているので、
フレアに伴ってCMEが発生すると、
地球への影響もより大きくなります。


太陽風は、昨日の夕方頃に、
速度が500km/秒へ低下しましたが、
高速風の状態は続いています。
磁場強度は、5nTから4nTと平均的な値です。

磁場の南北成分は、グラフの前半は南寄りに振れています。
このため、磁気圏の活動度を表すAE指数のグラフも
図の中程にかけて、300nTから500nTの変化が続いています。

ACEの図の後半では、
磁場の南北成分は0nT付近で変化するように変わっています。
磁気圏の活動もこの影響を受けて、
AE指数のグラフの後半は変化がなくなっています。

磁場の方向は変化しやすいので、
再び南寄りに傾向が変われば、オーロラの活動も高まるでしょう。


SDO衛星AIA193では、コロナホールは西にだいぶ移動しています。
影響も終わりに近づいていると思われます。
太陽風の速度は次第に下がり、
明日、明後日くらいで平均的な速度に戻りそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
昨日と同じ、1000程度への上昇で止まっています。
太陽風の高まりは後半に入っているので、
これ以上の大きな増加はないでしょう。




SDO衛星の可視光写真による、太陽東の1944黒点群の変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。