宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 1/ 4 13:27 更新 1944黒点群は活発にフレアを起こしています。500km/秒の高速太陽風が続いています。 担当 篠原 1944黒点群は、活発にフレアを起こしています。 昨日のニュース以降、M1.0、M1.1と中規模フレアを2回、 C6.9、C5.9、C4.6などを含む、Cクラスの小規模フレアを9回 起こしています。 黒点としても大きな姿を保っています。 昨日から今日にかけての様子を、SDO衛星の動画で紹介します。 黒点のあちこちが複雑に動きながら変化しています。 この後も、Mクラスや、Xクラスに達する大きいフレアを 起こすかもしれません。 太陽の中心に向かって次第に動いているので、 フレアに伴ってCMEが発生すると、 地球への影響もより大きくなります。 太陽風は、昨日の夕方頃に、 速度が500km/秒へ低下しましたが、 高速風の状態は続いています。 磁場強度は、5nTから4nTと平均的な値です。 磁場の南北成分は、グラフの前半は南寄りに振れています。 このため、磁気圏の活動度を表すAE指数のグラフも 図の中程にかけて、300nTから500nTの変化が続いています。 ACEの図の後半では、 磁場の南北成分は0nT付近で変化するように変わっています。 磁気圏の活動もこの影響を受けて、 AE指数のグラフの後半は変化がなくなっています。 磁場の方向は変化しやすいので、 再び南寄りに傾向が変われば、オーロラの活動も高まるでしょう。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは西にだいぶ移動しています。 影響も終わりに近づいていると思われます。 太陽風の速度は次第に下がり、 明日、明後日くらいで平均的な速度に戻りそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨日と同じ、1000程度への上昇で止まっています。 太陽風の高まりは後半に入っているので、 これ以上の大きな増加はないでしょう。 SDO衛星の可視光写真による、太陽東の1944黒点群の変化。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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