宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:19)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、M9.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 3 08:36 C2.5
07:04 M1.2
06:41 C3.1
05:30 C3.4
1/ 2 21:22 C9.5
20:23 C8.6
18:51 C3.6
16:38 C4.9
13:24 C5.3
11:11 M1.7
08:09 C4.4
06:59 C6.3
03:39 M9.9
00:40 C6.5
1/ 1 20:15 C2.3
16:21 C3.2
10:28 C4.3
06:45 M6.4
03:53 C4.0

黒点  1/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1936 9 βγ X1
1938 4 β C2
1940 7 β C4
1941 4 β ---
1942 4 β ---
1943 2 β ---
1944 19 βγ M2
1945 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 595 +1.6
-2 h 608 +2.0
-4 h 618 +0.1
-6 h 596 -0.0
-8 h 575 +0.5
-10 h 573 +1.6
-12 h 527 -2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -11 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
1/ 3 0.3 4x10^3
1/ 2 0.3 1x10^2
1/ 1 0.5 1x10^1
12/31 1.0 1x10^1
12/30 4.8 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/29 13:20 太陽でC9のフレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。
2013/12/30 13:11 M3の中規模フレアが発生しました。1936黒点群の活動は続いています。
2013/12/31 12:15 1936群はCクラスフレアを起こしています。太陽風は穏やかですが、オーロラの活動も起きています。
2014/ 1/ 1 10:32 太陽でM6.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。
2014/ 1/ 2 11:11 M9.9と大きいMクラスフレアが発生しました。高速太陽風が到来し、オーロラの活動も高まっています。
最新のニュース

2014/ 1/ 3 11:19 更新
太陽風は600km/秒の高速風です。フレア活動も続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ロシア・ムルマンスクの福島さんより、
新年のオーロラ写真が届きました。

最初の2枚は、1月1日にムルマンスク市の緑の岬で、
チモフェーエフ・マルク氏によって撮影されたオーロラです。
岬の上に立つ高さ50mのアリョーシャ像
(第二次世界大戦の兵士を記念する像の様です)や、
新年を祝う花火との共演です。

「アリョーシャは欧州からの敵の侵入を睨む様に建っていますが、
この日はまるで一服しながらオーロラ観望しているかの様に見えます。」
と、福島さんのコメントです。
まさに、視線の先に緑のオーロラが輝いています。
オーロラと花火の組み合わせというのは、珍しく、見事な写真ですね。

3枚目は、1月2日にアパチット市の
クキスブンチョル山(ヒビノ山脈の一部)上空のオーロラを、
ジガーノフ・ヴァレンチン氏が撮影した写真です。

「まるで薄雲に負けまいと、
濃いオーロラが幅広くそして強く光っています。(福島さん)」
真っ白に輝く山や木々の冬景色も印象的です。

2014年が始まったばかりのオーロラの写真を
どうもありがとうござます。



太陽風は、高速の状態が続いています。
日付が今日に変わった頃から、
速度は600km/秒台に上昇しました。
一方、磁場強度はゆっくりと下がって、
現在は5nTと平均的な値に戻っています。
高速風は最も速度が高い領域にかかっている様です。

磁場の南北成分は、南北に頻繁に振れています。
このため、オーロラの活動度も高まり、
AE指数のグラフでは、600〜1000nTの活発な変化が
繰り返し発生しています。
極域ではにぎやかにオーロラが発生している様です。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは太陽の西側にだいぶ移動しています。
そろそろ高速風は後半に入りそうです。
磁場強度がもう一段下がり、
速度も次第に低下に向かうと思われます。


太陽風の強まりを受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
GOES衛星の観測では数千のレベルに上がっています。
この後、更に高まる可能性があります。


太陽では、東端の1944黒点群のフレア活動が続いています。
昨日のニュースの直後にM1.7、今朝にM1.2と2つの中規模フレアと、
C9.5、C5.3、C4.9など大きいCクラスのフレアも起こしています。

SDO衛星による1944黒点群の拡大写真を掲載します。
規模の大きい黒点群で、
引き続きフレアの発生に注目して下さい。



1月1日にムルマンスク市の緑の岬で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、チモフェーエフ・マルク氏


1月1日にムルマンスク市の緑の岬で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、チモフェーエフ・マルク氏


1月2日にクキスブンチョル山上空で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、ジガーノフ・ヴァレンチン氏


SDO衛星の可視光写真による、太陽東端の1944黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。