宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/ 1/ 2 11:11 更新 M9.9と大きいMクラスフレアが発生しました。高速太陽風が到来し、オーロラの活動も高まっています。 担当 篠原 太陽のフレア活動が続いています。 今日未明、2日8時半(世界時1日18時半)に、 西側の1936黒点群で、M9.9とほとんどXクラスに近い Mクラスの中規模フレアが発生しました。 その様子をSDO衛星AIA131と304の動画で紹介します。 AIA304では、コロナのガスが噴き上がっている様子も見えます。 1936黒点群の活動に、引き続き注目して下さい。 そして、太陽の東端から新しく1944黒点群が姿を現しました。 黒点は大きく、複雑な形をしていて、 C2.1、C6.5と大きめの小規模フレアも起こしています。 この黒点群の活動の様子にも注目してください。 太陽風は、昨夜から速度が上昇し、高速風が始まりました。 昨夕、1日17時(世界時1日8時)頃から、 太陽風の磁場強度が強まり始め、 3時間後には15nTに達しました。 追いかける様に速度も上昇して行き、 380km/秒とやや低速だった太陽風は、 現在、570km/秒の高速風に変わっています。 磁場強度は、現在も10nT近くに強まった状態です。 このため、速度はもう一段高まるかもしれません。 磁場強度が強まり始めた頃、南北成分は南向きに振れて、 -10nTを超える強い南向きになりました。 この影響で磁気圏の活動が強まり、 AE指数は1000〜1300nTに達する大きい変化をしています。 太陽風磁場の南北成分は、 その後、0nT付近で変化する様になりましたが、 速度が高まっていることもあり、 AE指数は500nT程度の変化が続いています。 極域では活発なオーロラの活動が見られた様です。 AE指数のグラフの最後の頃の活動にあたる、 世界時1日21時頃のノルウェー・トロムソの 全天カメラのオーロラを紹介します。 SDO衛星AIA193を見ると、 コロナホールは全体が太陽の中心線を通過したくらいです。 高速風は、これから3日程度継続するかもしれません。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星の可視光写真による、太陽東端の1944黒点群。 (c) SDO (NASA) ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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