宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:20)
今日、C9.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/29 08:48 C2.2
02:53 C9.3
12/28 22:04 C2.6
21:40 C3.0
08:20 C2.3
12/27 21:07 C4.4
20:10 C2.0
18:33 C1.7

黒点 12/29 (NOAA)
磁場 フレア
1931 1 α ---
1934 15 βγδ C3
1936 21 βγ C9
1937 5 β ---
1938 3 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:17 376 +1.5
-2 h 364 -0.6
-4 h 352 -1.3
-6 h 365 -4.2
-8 h 335 +4.6
-10 h 341 +5.9
-12 h 344 +6.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 15 3x10^1
12/29 29 6x10^1
12/28 2 1x10^1
12/27 3 1x10^1
12/26 1 1x10^1
12/25 0 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/24 11:30 フレアの発生は少し弱まっています。太陽風は300km/秒と低速です。
2013/12/25 12:44 太陽は穏やかになってきました。太陽風は低速ですが、弱い変化が来ています。
2013/12/26 12:39 太陽風磁場の南向きが長時間続き、磁気圏の活動度を高めました。
2013/12/27 12:11 太陽の裏側でCMEが発生しています。太陽風はとても低速で、磁気圏も概ね静穏です。
2013/12/28 13:16 Cクラスのフレアは続いています。太陽風は300km/秒と低速です。
最新のニュース

2013/12/29 13:20 更新
太陽でC9のフレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。

担当 篠原

太陽の西端のすぐ裏側で、大きいフレアが発生した様です。
SOHO衛星LASCO C3カメラでは、
太陽全体にガスが広がる様に見える
ハロー型のCMEが撮影されています。

このフレアが太陽のこちら側で起きていたら、
ちょうどお正月頃に活発なオーロラをもたらしたかもしれません。

また、このフレアにともなって、
太陽放射線(非常に速度の高い陽子)の増加が起きた様です。
GOES衛星の観測では、
警戒レベルの10を超える変化を記録しています。


一方、太陽のこちら側では、1934黒点群と1936黒点群で、
フレアの活動が続いています。
今日未明、29日3時(世界時28日18時)には、
1936群でC9.3とMクラスに近い規模のCクラスフレアが発生しました。
この他にも、2つの黒点群でC1〜3のフレアが6回ほど発生しています。

NOAAの発表では、これらの黒点群では、
黒点が増えたり、磁場構造が複雑化したりしていて、
より大きいフレアを起こす可能性があります。
引き続き活動に注目して下さい。


太陽風は、昨夜から速度が少し上がって、
370km/秒とやや低速の状態に変わっています。
磁場強度も8nTくらいに高まる変化が見られ、
現在は6nTと平均的な強さです。

しかし、27日周期の図を見るとよく分かりますが、
どちらも変化としては小さい規模です。
太陽風は穏やかな状態が続いています。

磁気圏も静穏で、
AE指数は図の途中に小さい変化がひとつ起きている程度です。


太陽風は、この後も穏やかな状態が続きそうです。



SOHO衛星 LASCO C3による、太陽の裏側で発生したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。