宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/12/29 13:20 更新 太陽でC9のフレアが発生しました。太陽風は低速の風が続いています。 担当 篠原 太陽の西端のすぐ裏側で、大きいフレアが発生した様です。 SOHO衛星LASCO C3カメラでは、 太陽全体にガスが広がる様に見える ハロー型のCMEが撮影されています。 このフレアが太陽のこちら側で起きていたら、 ちょうどお正月頃に活発なオーロラをもたらしたかもしれません。 また、このフレアにともなって、 太陽放射線(非常に速度の高い陽子)の増加が起きた様です。 GOES衛星の観測では、 警戒レベルの10を超える変化を記録しています。 一方、太陽のこちら側では、1934黒点群と1936黒点群で、 フレアの活動が続いています。 今日未明、29日3時(世界時28日18時)には、 1936群でC9.3とMクラスに近い規模のCクラスフレアが発生しました。 この他にも、2つの黒点群でC1〜3のフレアが6回ほど発生しています。 NOAAの発表では、これらの黒点群では、 黒点が増えたり、磁場構造が複雑化したりしていて、 より大きいフレアを起こす可能性があります。 引き続き活動に注目して下さい。 太陽風は、昨夜から速度が少し上がって、 370km/秒とやや低速の状態に変わっています。 磁場強度も8nTくらいに高まる変化が見られ、 現在は6nTと平均的な強さです。 しかし、27日周期の図を見るとよく分かりますが、 どちらも変化としては小さい規模です。 太陽風は穏やかな状態が続いています。 磁気圏も静穏で、 AE指数は図の途中に小さい変化がひとつ起きている程度です。 太陽風は、この後も穏やかな状態が続きそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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