宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/12/27 12:11 更新 太陽の裏側でCMEが発生しています。太陽風はとても低速で、磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 今日の太陽は、西の端(右端)の1930黒点群から、 1931、1934、1935、1936、1937群と 南半球側ばかりに、ずらっと黒点群が並んでいます。 更に東の端(左端)からは、 もうひとつ新しい黒点群も顔を出しているようです。 このため、GOES衛星X線カメラで太陽を見ると、 太陽の下側にぐるっと帯を巻いたように明るい部分が伸びていて、 反対の上側は真っ暗に見えています。 これだけきれいに分かれると、見ていて面白いです。 その太陽では、1931群でC2、1936群でC1と、 小さいフレアが2回発生しただけで (GOES衛星の動画にも写っています)、 活動はすっかり静かになっています。 といって、太陽全体が穏やかということではなく、 SOHO衛星LASCO C3カメラでは、 激しいCMEの噴出が撮影されていました。 STEREO Behind衛星によると、 太陽の裏側で大きいフレアが発生した様です。 このCMEが太陽のこちら側で起きていたら、 年末にかけて激しいオーロラが見られたかもしれません。 太陽風は、270km/秒とたいへん遅い状態が続いています。 磁場強度は3nTから5nTに少し上がり、平均的な強さです。 ACEのグラフの前半で、 太陽風磁場は弱い南向きになっていました。 このため、AE指数も前半に小さい変化が見られています。 グラフの後半からは、磁場が北寄りに変わり、 磁気圏の変化もなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の東端(左端)近くにコロナホールが見えています。 この領域の影響が及ぶのは、1週間近く先になりそうです。 それまでは太陽風、磁気圏ともに穏やかに推移しそうです。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の裏側で発生したCMEの噴出。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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