宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
昨日、C2.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/27 --- ---
12/26 15:46 C2.2
01:28 C1.7
12/25 15:35 C4.7

黒点 12/27 (NOAA)
磁場 フレア
1930 1 α ---
1931 3 β C2
1934 15 βγ C1
1935 1 α ---
1936 13 βγ C2
1937 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:59 265 +4.6
-2 h 267 +4.7
-4 h 254 +4.3
-6 h 258 +4.2
-8 h 262 +4.6
-10 h 268 +3.0
-12 h 267 +3.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.3 8x10^0
12/27 2.7 1x10^1
12/26 1.0 1x10^1
12/25 0.3 7x10^1
12/24 0.3 7x10^1
12/23 0.3 9x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/22 09:00 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2013/12/23 11:00 太陽でMクラスの中規模フレアが続いています。
2013/12/24 11:30 フレアの発生は少し弱まっています。太陽風は300km/秒と低速です。
2013/12/25 12:44 太陽は穏やかになってきました。太陽風は低速ですが、弱い変化が来ています。
2013/12/26 12:39 太陽風磁場の南向きが長時間続き、磁気圏の活動度を高めました。
最新のニュース

2013/12/27 12:11 更新
太陽の裏側でCMEが発生しています。太陽風はとても低速で、磁気圏も概ね静穏です。

担当 篠原

今日の太陽は、西の端(右端)の1930黒点群から、
1931、1934、1935、1936、1937群と
南半球側ばかりに、ずらっと黒点群が並んでいます。
更に東の端(左端)からは、
もうひとつ新しい黒点群も顔を出しているようです。

このため、GOES衛星X線カメラで太陽を見ると、
太陽の下側にぐるっと帯を巻いたように明るい部分が伸びていて、
反対の上側は真っ暗に見えています。
これだけきれいに分かれると、見ていて面白いです。


その太陽では、1931群でC2、1936群でC1と、
小さいフレアが2回発生しただけで
(GOES衛星の動画にも写っています)、
活動はすっかり静かになっています。

といって、太陽全体が穏やかということではなく、
SOHO衛星LASCO C3カメラでは、
激しいCMEの噴出が撮影されていました。
STEREO Behind衛星によると、
太陽の裏側で大きいフレアが発生した様です。

このCMEが太陽のこちら側で起きていたら、
年末にかけて激しいオーロラが見られたかもしれません。


太陽風は、270km/秒とたいへん遅い状態が続いています。
磁場強度は3nTから5nTに少し上がり、平均的な強さです。

ACEのグラフの前半で、
太陽風磁場は弱い南向きになっていました。
このため、AE指数も前半に小さい変化が見られています。
グラフの後半からは、磁場が北寄りに変わり、
磁気圏の変化もなくなっています。

SDO衛星AIA193では、
太陽の東端(左端)近くにコロナホールが見えています。
この領域の影響が及ぶのは、1週間近く先になりそうです。
それまでは太陽風、磁気圏ともに穏やかに推移しそうです。



GOES-15衛星のX線カメラによる、太陽の1日の動画。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の裏側で発生したCMEの噴出。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。