宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/12/26 12:39 更新 太陽風磁場の南向きが長時間続き、磁気圏の活動度を高めました。 担当 篠原 昨日のニュースの後、 太陽風の磁場強度は更に高まり、 25日14時(世界時25日5時)に、13nTに達しました。 そのまま、半日後の26日2時(世界時25日17時)頃まで、 10nTを超えた状態が続きました。 磁場の強まりとともに南北成分が南向きに大きく振れ、 半日にわたって、-5nTから-10nTの間をゆっくりと変化しました。 太陽風速度は、330〜280km/秒とかなり遅かったのですが、 磁場の強い南向きの影響で、磁気圏の活動度も高まっています。 AE指数のグラフでは、 500nTと規模は特に大きくはありませんが、 半日ほど、高まった状態が続いています。 この時間帯に、カナダやアラスカのライブカメラでは、 オーロラの活動を見ることができました。 ノルウェーは時間帯と天候の関係で、条件が悪かったのですが、 AE指数の変化が終わりつつある、 世界時25日19時頃の全天カメラの様子を紹介します。 静かな活動ですが、現地のクリスマスの夜のオーロラです。 現在の太陽風は、磁場強度は3nTとむしろ弱まり、 速度も270km/秒とかなり遅くなっています。 このまま穏やかな風がしばらく続きそうです。 太陽は、西に沈んでいった1928黒点群で C4.7やC1のフレアが4回発生し、 中央部の1931、東側の1936群などでも、 C1のフレアが4回発生しています。 変化は頻繁に起きているのですが、 規模は小さくなっています。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、12月25日のオーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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