宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2013/12/21 09:00 更新 太陽のフレア活動がやや活発になっています。太陽風は穏やかです。 担当 篠原 太陽で、フレアの発生が増えています。 昨夜、20日20時(世界時20日11時)に、 東端の1934黒点群でM1.6の中規模フレアが発生しました。 その後、21日に入った頃から、 西側で発達が目立っていた1928群の活動度が上がり、 C3.2、C8.5、C5.4、C2.3など、 大小の小規模フレアを次々と起こしています。 これらの活動の様子を、GOES衛星のX線カメラで紹介します。 初めに左端で大きいフレアが発生し、 その後、中央の右寄りで、 瞬く様に小さい爆発が連続します。 X線グラフは変化が目立つ様になっていて、 今後のフレアの発生に注目して下さい。 太陽風は、速度は370km/秒とやや低速の状態で安定しています。 磁場強度も、5nTと平均的な値で安定しています。 太陽風は、穏やかな状態です。 磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半では0nT付近で変化していますが、 後半から南寄りに振れています。 このため、AE指数では、 グラフの後半から小規模のオーロラ活動が 見られる様になっています。 太陽風の変化が小さいため、 磁気圏の変化も300〜400nTと小規模に留まっています。 SDO衛星AIA193では、 北半球の高緯度に広がるコロナホールが、 太陽の中心線に達しつつあります。 緯度が高めなので、地球への影響は及びにくいと思いますが、 3〜4日後くらいの太陽風に変化が起きるかもしれません。 GOES衛星X線カメラによる、太陽のフレア活動。 (c) NOAA/SWPC、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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