宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:02)
今日、X1.0の大規模フレアが発生しました。
また、M3.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/28 13:31 M5.1
10:24 X1.0
02:47 C9.2
02:24 C5.7
01:37 C2.8
00:22 C3.2
10/27 22:38 C4.0
21:08 M3.5
18:14 C3.5
12:18 C4.3
07:29 C3.1
04:48 M1.0
03:56 M3.1
02:54 C3.2
02:28 C6.5
02:05 C8.8
10/26 19:47 M1.8
18:17 M1.5
17:52 C4.4
17:37 C5.2
14:48 M2.3
12:37 C4.0
12:04 C2.7
11:41 C4.5
08:13 C3.6
07:49 C3.2
05:54 M1.9
04:03 M2.3
02:01 M1.3

黒点 10/28 (NOAA)
磁場 フレア
1873 1 α C6
1875 40 βγδ X1
1877 20 βγδ C9
1879 8 β ---
1881 2 β ---
1882 31 βγδ M2
1883 2 α ---
1884 11 βγδ M3
1885 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:57 318 +3.8
-2 h 277 -2.2
-4 h 276 +2.2
-6 h 280 +2.3
-8 h 271 +1.5
-10 h 274 -0.5
-12 h 277 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
15:30 -7 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^2
10/28 0.8 1x10^3
10/27 0.8 1x10^3
10/26 0.8 1x10^3
10/25 0.3 1x10^3
10/24 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/23 16:39 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風はやや低速です。
2013/10/24 13:24 M9.3を最大に、Mクラスフレアが4回発生しました。
2013/10/25 11:44 中小規模のフレアが続いています。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2013/10/26 07:41 東端の黒点群で、Xクラスのフレアが2回発生しました。
2013/10/27 12:29 Mクラスのフレア活動が続いています。太陽風は低速ですが、今後乱れるかもしれません。
最新のニュース

2013/10/28 15:02 更新
X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、擾乱はまだ来ていません。

担当 篠原

今朝、28日10時半(世界時28日1時半)に、
太陽の西の端に近づいている1875黒点群で、
X1.0の大規模フレアが発生しました。

1875黒点群は、昨日のニュース以降に、
M3.5の中規模フレアや、
C4.3、C5.7、C9.1などの
大きめのCクラスフレアを起こしていました。
それに続いて、Xフレアの発生となった様です。

その後、28日13時半(世界時28日4時半)にも
M5.1のフレアを起こしています。

今日はSDO衛星のWebページが停止していて、
写真を見ることができません。
GOES衛星のX線写真の動画を掲載しますが、
撮影タイミングのためか、フレアの様子ははっきりしません。
(今日の太陽コロナの写真も、久しぶりにSOHO衛星です)

X1.0のフレアに伴って、
CMEが太陽の右側に向かって噴き出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
噴出の中心は横方向ですが、
一部が地球にも向かっている可能性があります。
2〜3日後くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。

太陽の東側の1882、1884、1885黒点群たちは、
昨日から今日にかけてはおとなしくなっています。
一休みして、再び活動が高まることもあるので、
引き続き注目して下さい。
太陽の中心に近づいて活動が活発化すると、
地球への影響もより大きくなります。


太陽風は、昨日から280km/秒とかなり遅い風が続いていましたが、
昼頃、28日13時(世界時28日4時)から、
速度が少し上がって350km/秒に変化しています。

しかし、太陽風の低速の状態は続いています。
26日のXフレアに伴うCMEの乱れはまだ到来していません。

太陽風の磁場強度は、5nT付近で安定しています。

磁気圏は静穏で、AE指数には変化はありません。



今日は、高専のメールサーバーがメンテナンスのため停止しています。
フレアの速報とこの記事の更新通知などが届かず申し訳ありません。
この後、メンテナンス終了後に一斉に届くことになります。
再度ご迷惑をおかけします。
こういう時にXフレアが起きるというのも困ったものです。
(私も気付くのが遅れました)



GOES-15衛星のX線カメラによる、X1.0のフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


X1.0フレアに伴って、太陽の西方向に噴出したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による太陽の可視光写真。
(c) SDO (NASA)


黒点群の番号。
(c) SDO (NASA)


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。