宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:24)
今日、M9.3の中規模フレアが発生しました。
また、M4.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/24 12:37 C3.1
09:21 M9.3
08:58 M3.1
08:26 M1.4
07:17 C8.7
06:58 C4.1
05:24 M2.7
04:26 C2.2
01:58 C3.6
10/23 20:11 C6.5
15:00 C3.6
13:58 C3.3
13:39 C2.2
06:15 M4.2
03:29 C4.0
10/22 23:42 M1.0
22:25 C1.8
13:01 C4.0
12:18 C4.3
09:05 M1.0
08:01 C2.7
07:30 C2.0
05:18 C1.6

黒点 10/24 (NOAA)
磁場 フレア
1872 4 β ---
1873 9 α ---
1875 50 βγδ M4
1877 17 βγδ M9
1879 11 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:17 337 +5.0
-2 h 334 +3.8
-4 h 319 +0.1
-6 h 319 +2.0
-8 h 334 +4.3
-10 h 325 +4.6
-12 h 335 +2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -7 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^2
10/24 0.5 2x10^3
10/23 0.8 3x10^3
10/22 0.3 5x10^3
10/21 0.3 5x10^3
10/20 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/10/19 10:27 Cクラスのフレアが続いています。太陽風はやや低速で、磁気圏も静穏です。
2013/10/20 10:08 太陽のフレア活動はやや落ち着いています。太陽風は低速です。
2013/10/21 11:43 太陽はCクラスのフレアが数回発生しています。太陽風はかなり低速です。
2013/10/22 14:19 太陽でM1.0のフレアが発生しました。またフィラメントの噴出も発生しています。
2013/10/23 16:39 Mクラスのフレアが2回発生しました。太陽風はやや低速です。
最新のニュース

2013/10/24 13:24 更新
M9.3を最大に、Mクラスフレアが4回発生しました。

担当 篠原

太陽の活動が強まり、中規模フレアが続いて発生しています。

最初は、今朝、24日6時(世界時23日21時)に、
1875黒点群で発生したM2.7です。
そして、24日8時半(世界時23日23時半)に同じ1875群でM1.4、
直後の24日9時(世界時24日0時)にもM3.1と連続して、
今度はとなりの1877黒点群で、
M9.3とほとんどXクラスに近い規模のフレアが
24日9時半(世界時23日0時半)に発生しました。

GOES-15衛星のX線カメラによる動画を掲載します。
最初に右側の1875黒点群でフレアが発生し、
最後に左側の1877群で大きい爆発が起きています。

最後のM9.3のフレアでは、CMEも発生している可能性があります。
この後のSOHO衛星の写真などに注目して下さい。

2枚目の写真で、1875黒点群(右)、1877黒点群(中央)、
1879黒点群(左)の拡大写真を掲載します。
今後もフレアが続く可能性があり、注意が必要です。


太陽風は、速度が少し下がって、340km/秒と低速の風に戻っています。
27日周期の図を見ると、今回の変化はとても小さくなっていました。

磁場強度も5nTと平均的な値で安定しています。
南北成分は北寄りに推移していて、磁気圏も概ね静穏です。
AE指数は小さい活動が2回起きている程度です。

SDO衛星AIA193にはコロナホールは見られず、
周期性の変化だけを考えると、穏やかな太陽風が続くと思われます。
一方、今日起きたフレアの影響がやって来るかもしれません。
明日には、より詳しいデータを見ることができるでしょう。



Mクラスのフレアが4回発生しました。最大はM9.3です。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDOの可視光写真による、1875黒点群(右)と1877黒点群(中央)と1879黒点群(左)。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。